正確無比のパスでシティを成功に導いてきたデ・ブライネ [写真]=Getty Images ベルギー代表MFケヴィン・デ・ブライネが、今シーズン限りでのマンチェスター・シティ退団を発表。その偉大な功績をプレミアリーグの公式サイトが紹介した。
1991年6月生まれのデ・ブライネは、ヘンクやヴォルフスブルクなどを経て、2015年夏にマンチェスター・シティへ完全移籍。これまで公式戦通算413試合の出場で106ゴール174アシストを記録しており、6度のプレミアリーグ制覇や2022−23シーズンのチャンピオンズリーグ優勝に貢献してきた。
ピッチを俯瞰的に把握する空間認識能力と、ゴールへの道筋を見つけ出す視野、難しいパスコースでも得点に結びつけるキックの精度は唯一無二だ。デ・ブライネがプレミアリーグで記録したアシスト数は、元マンチェスター・ユナイテッドのライアン・ギグス氏(162)に次ぐ歴代2位の「118」(※マンチェスター・シティで「117」、チェルシーで「1」)。ただ、同リーグで50試合以上に出場した選手の中で、1アシストあたりの出場時間はデ・ブライネが最も少ない「177分」で、2位のデニス・ベルカンプ氏(元アーセナル)の「236分」を大きく離している。
また、2019−20シーズンのデ・ブライネは、リーグ戦だけで「20」アシストを記録。2002−03シーズンのティエリ・アンリ氏(当時アーセナル)と並んで、プレミアリーグのシーズン記録となっている。
デ・ブライネはマンチェスター・シティに加入した2015−16シーズン以降、リーグ戦で117アシストを記録し、827回のチャンスクリエイトを記録。どちらも、同期間の欧州5大リーグで1位の数字になるようだ。
なお、チェルシー時代の3回と合わせて、デ・ブライネがプレミアリーグで記録したチャンスクリエイト回数は「830」。歴代1位はアーセナルやチェルシーで活躍したセスク・ファブレガス氏の「846」回であり、シーズンの残り8試合で更新する可能性も十分にある。
デ・ブライネはパスセンスだけでなく、離れた位置からゴールを射抜くミドルシュートでも対戦相手に猛威を振るってきた。マンチェスター・シティで記録した公式戦通算106ゴールのうち、ペナルティエリアの外から放たれたシュートは実に41本。そのうち7つが直接フリーキックによるものだ。
マンチェスター・シティ加入後、デ・ブライネはリーグ戦で70ゴール114アシストを記録。2015年夏以降、プレミアリーグで同選手の「184」よりも多くゴールに直接関与した選手は、モハメド・サラー(267/182ゴール85アシスト)、ハリー・ケイン(231/189ゴール42アシスト)、ソン・フンミン(198/127ゴール71アシスト)の3人だけだ。リーグ公式サイトは「シティでの10回のリーグ戦のうち、(デ・ブライネが)2桁ゴールに到達したのが2回しかないことを考えれば、これは非常に印象的なことだ」と付け加えている。
デ・ブライネはプレミアリーグで対戦した33チームのうち、30チームから得点またはアシストを挙げている。“お得意様”はサウサンプトンで、13試合に出場して4ゴール10アシストを記録。大一番にも強く、アーセナル戦では8ゴール4アシスト(16試合)とキラーっぷりを発揮した。リヴァプール戦では4ゴール7アシストをマークし、デ・ブライネが得点に関与した同カードでマンチェスター・シティは負けなしだった。
リーグ公式サイトは「プレミアリーグはデ・ブライネを惜しむだろう。たとえ相手の守備陣がそうでなくとも…」と、リーグ史に名を残す名手に賛辞を送っている。
【動画】デ・ブライネ、プレミアリーグで記録したワールドクラスのアシスト集