vivoはカメラを強化した「Xシリーズ」、価格を抑えた「Yシリーズ」に加え、ポートレートや自撮りの撮影を強化したモデルを出しています。中国では「Sシリーズ」、グローバルでは「Vシリーズ」として展開していますが、他のメーカーが中国モデルとグローバルモデルで型番を変えているだけのアレンジが多い中、今回紹介する「V50」は、中国で販売されている「S20 Pro」「S20」とはスペックを変えた製品として登場してます。
V50のベースモデルは前述したように中国で販売されている「S20」シリーズです。「S20 Pro」は過去に紹介しています。
→・セルフィーはもちろん100倍望遠もスゴイ、vivo「S20 Pro」
このS20 Proと下位モデルのS20、そして今回紹介するV50のカメラ性能を比較すると、以下のようになります。
|
|
S20 Pro:5000万画素広角+5000万画素超広角+5000万画素3倍望遠
S20:5000万画素広角+800万画素超広角
V50:5000万画素広角+5000万画素超広角
V50はS20 Pro寄りのカメラ性能であり、S20 Proから望遠レンズを無くした構成になっているのです。なおカメラ周りのデザインは似ているものの、V50は同じ2眼のS20と同等になっています。
ディスプレイは中国モデルがどちらも6.67型ですが、V50は6.77型となっており、本体サイズも若干大きめです。バッテリー容量も6000mAhと余裕の容量を搭載しています。
|
|
vivo Sシリーズ、Vシリーズ共通なのは、背面のLEDライトの色温度の可変機能です。ポートレート撮影時には重要な機能です。
また、カメラアプリを起動して画面の下から上にスワイプすると「FILM CAMERA」モードとなります。このモードはアナログカメラというよりもチェキなどのインスタントカメラを模したものです。
起動後の画面はチェキ風の枠のついたライブプレビュー表示となり、動画や他のモードへの切り替えはできません。倍率や美顔など最小限のボタンのみが配置されます。なおよく見るとプレビュー画面の下から写真が伸びているように見えますが、これは直前に撮影した写真(の端の部分)で、タップするとその写真が表示されます。
撮影した写真にはフレームが付きます。最近のカメラスマートフォンはアナログカメラを意識したようなウォータマークを付けることができますが、V50のFILM CAMERAモードでは写真の仕上がりもインスタントカメラ風になるのです。
フレームの色を変えるなどちょっとしたカスタマイズも可能。自撮りやポートレートだけではなく、ストリートスナップもこのFILM CAMERAモードで撮影したくなります。カメラを使うことを楽しくしてくれる、そんな工夫がV50には搭載されているのです。
|
|
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 ITmedia Inc. All rights reserved. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。