50代主婦が“結露がゼロになる窓サッシ対策”を実施したら…… “目からウロコな結果”に「なんとすばらしい検証」

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2025年04月06日 21:33  ねとらぼ

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ねとらぼ

どんな対策なのか

 対策に対策を重ねて、サッシに発生する結露をゼロにまで抑える動画がYouTubeに投稿されました。動画の再生数は記事執筆時点で、11万回を超えています。


【画像】結露がゼロになる窓サッシ対策


●結露をさらに減らしたい


 動画が投稿されたのは、整理収納アドバイザーのTSUN(つん)さんが運営するYouTubeチャンネル「uchilog(ウチログ)」。今回は結露対策のために試したことや、その過程であった失敗などを紹介していきます。


 以前に公開した動画で、初心者でも比較的簡単に作れる方法で内窓を設けたTSUNさん。内窓の断熱効果で外と中では4度ほど温度に差が生じ、発生する結露の量は半分以下になりました。今回はもっと量を減らすべく、さらなる結露対策を実践していきます。


●対策前に清掃


 TSUNさんの家では特にサッシ部分の結露がひどかったため、冷暖房の効率アップと結露抑制が期待できるサッシ用の断熱テープを貼っていました。吸水性はなく、結露が多いと湿ってしまうものの水滴が見えにくいため拭き掃除をする手間は省けたとのこと。本来は1年で剥がさなればいけませんが、つい2年以上も放置していました。


 テープの下のカビも心配になってきたので、重い腰を上げて剥がすことに。「きれいに剥がせるタイプ」のため本来であれば簡単に取れるところですが、接着剤が思い切りサッシ側に残ってしまいました。「これは2年以上貼り続けた私の責任です」と反省しつつ、2時間以上かけてこびりついた接着剤を地道に除去しました。


 断熱テープをきれいに取り終えたので今度はカビ退治。飼い猫がいるため、これまでは窓際の掃除に強い洗剤を使えませんでしたが、今は内窓があります。ニャンコが窓へ接近するのを阻んでくれるので、ゴムパッキンなどに最適なカビ取り洗剤「カビホワイト」を使ってみることに。猫が接触する場所に付着しないよう、念のため周囲を養生してから使います。


 ジェル状の洗剤を5ミリほどの厚さに塗って15分放置。塩素臭が漂うため換気は必須です。15分後に洗剤を拭いてみると、パッキンに発生していたカビがほとんど除去されていました。カビが残っている部分に再び洗剤を塗り、さらに15分放置。2回の洗浄を経て完全にカビがなくなりました。


 後は洗剤のヌルヌルした感触がなくなるまで、ひたすら水拭きをするだけ。仕上げに新品のマイクロファイバークロスで全体を拭いたらカビ退治は終わりです。「気になっていたカビがきれいに取れて気持ち的にもスッキリしました」と伝えています。


●食器用洗剤でコーティング


 窓がきれいになったところで1つ目の結露対策を実施。断熱テープを貼らず、頻繁に拭き掃除しなくても良くなるという“食器用洗剤を使った対策”を試してみます。洗剤に含まれる界面活性剤の働きで水分が結露として集まりにくくなるそうです。なお、サッシの素材によっては黒ずみや変色が発生しかねないため、中性洗剤がおすすめとのこと。


 水で10倍に薄めた食器用洗剤をタオルやスポンジ、キッチンペーパーなどを使って的に塗布。全体に塗り広げたら乾いた布でざっと拭きます。TSUNさんはマイクロファイバークロスを使っていますが後述する理由により、この拭き取り作業には通常のタオルなど一般的な布製品の方が良いそうです。


 洗剤でコーティングしたら内窓を戻して一晩放置。明朝にチェックすると、残念なことにサッシには結露が発生しており、洗剤を塗った効果は感じられませんでした。TSUNさんは自身のやり方に何か間違いがったのではと考え、リベンジすることに。今回はスポンジを使い、希釈した洗剤を泡を乗せるような感覚で広げていきます。


 乾拭きには薄手のタオルを使用。前回は拭き取り作業にマイクロファイバークロスを使ったため、必要以上に洗剤を取り除いてしまったのではないかと考えたそうです。今回は残った泡を消すぐらいの感覚で、優しくなでるように乾拭きをしました。


 再び内窓を戻して結露が生じないか検証。リベンジは見事に成功し、どこにも結露は見当たりませんでした。次はこの洗剤コーティングの効果がどれほど持続するのか毎朝チェック。界面活性剤の効果は予想以上に強力で、今回は10日間も結露が発生しませんでした。


●隙間テープも組み合わせたら……


 洗剤コーティングの次は隙間テープを試してみます。内窓の気密性をさらに高めれば結露をもっと減らせるのではないかと考えたTSUNさんは窓専用の隙間テープを購入。ポリエステルとナイロン生地が使われていて非常に柔らかく、ハサミで簡単に切れます。


 今回の隙間テープは初めて貼るタイプだったため、念のためマスキングテープで養生。天地および左右の枠から少しはみ出るくらいに貼った結果、隙間はほとんどなくなり、内窓の滑りは多少悪くなったものの開閉は問題なくできます。


 翌朝チェックしてみたところ、サッシは見事にカラカラの状態。想像以上に効果がありました。なお、動画を撮影した日の室内は湿度66パーセントほど。対策前は湿度50パーセントでも結露が生じていたことを考えると、内窓と隙間テープを組み合わせた効果は絶大です。テープを貼って3日目を迎えた現在まで結露は一度も発生していないそうです。


●「なんとすばらしい検証」の声


 コメント欄には、「なんとすばらしい検証でしょう…!」「内窓設置だけでは終わらないのがすごい」「地道な実験、お疲れさまでした。とても分かりやすかったです」「結露って0にできるんですね」など驚きの声が多数寄せられています。


 TSUNさんはこの他にもブログ「ウチブログ」やInstagram、X(Twitter/@tsun72)で情報を発信しています。また、書籍『クリエイティブ整理・収納術』も販売中です。


動画提供:YouTubeチャンネル「uchilog(ウチログ)」



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