アーセナルを率いるアルテタ監督 [写真]=Getty Images アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督が“王者撃破”への意気込みを示した。7日、欧州サッカー連盟(UEFA)の公式サイト『UEFA.com』がコメントを伝えている。
2シーズン連続のチャンピオンズリーグ(CL)参戦となったアーセナルはリーグフェーズを6勝1分1敗という成績で終え、リヴァプール、バルセロナに次ぐ3位で決勝トーナメントへ進出。ラウンド16ではPSVを2戦合計9−3という大差で下し、昨シーズンに続いてベスト8進出を決めた。
2008−09シーズン以来のベスト4進出をかけた準々決勝では、昨シーズンのチャンピオンであり過去最多15度の優勝を誇るレアル・マドリードと対戦。現地時間8日には本拠地『エミレーツ・スタジアム』でのファーストレグに臨む。今回の試合が指導者キャリアにおける最大の試合かと問われたアルテタ監督は「100パーセントそうだ」と認めつつ、次のように言葉を続けている。
「クラブを取り巻く熱狂と人々の興奮。ここが我々の目指す舞台であり、アーセナルが常に身を置かなければならない場所だ。それこそが私がサッカーの世界に入り、監督となり、このクラブに入った理由だ。このような試合は20年ぶりで、我々にとっては自分たちの物語を築くための絶好の機会だ。そのために我々はここにいる」
「我々は勝つ準備ができているし、彼ら(レアル・マドリード)を倒すつもりだ。それが私が望む心構えだ。ここまで浮き沈みや様々なことに対処してきたが、シーズン最後の4分の1でもそんなチームであり続けたい。それこそが我々の大きな強みなんだ」
アーセナルとレアル・マドリードはCLで過去1度だけ対戦しているが、それは2005−06シーズンのラウンド16にまで遡る。当時はアーセナルが敵地『サンティアゴ・ベルナベウ』でのファーストレグを1−0で制し、セカンドレグをスコアレスドローで終えてレアル・マドリードを退けた。その後、アーセナルは決勝戦まで駒を進めている。
アルテタ監督は過去の対戦について「確かにインスピレーションになる」と前置きしつつ、「あのチームが成し遂げたことは今の我々が望んでいることだ。サッカーの世界で20年は長い時間だが、歴史はそこに存在する。あまりにも遠い過去だが、そこから学ぶことはある」と語った。
注目の一戦は日本時間9日の午前4時にキックオフを迎える。