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2026年に卒業予定の学生から、人気が高い企業はどこか――。文化放送キャリアパートナーズ(東京都港区)調査結果を発表した。全体1位は6年連続で「伊藤忠商事」が獲得した。金融業界の1位は「日本生命保険」だった。
2位は「大和証券グループ」、3位は「SMBC日興証券」、4位は「第一生命保険」、5位は「三井住友信託銀行」だった。
マスコミ業界の1位は「博報堂」。以下「ソニーミュージックグループ」「集英社」「読売新聞社」「東宝」と続いた。広告代理店の博報堂が1位だったが、代理店売り上げトップの「電通」は10位だった。
商社業界の1位は「伊藤忠商事」。以下「住友商事」「三菱商事」「三井物産」「丸紅」が続いた。大手総合商社を指す7大商社の「豊田通商」は11位、「双日」は13位。
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自動車・機械・電気機器業界の1位は「本田技研工業」。以下「ソニー」「パナソニックグループ」「セイコーエプソン」「トヨタ自動車」という結果に。業績が低迷している「日産自動車」は圏外だった。
食品業界の1位は「明治グループ(明治・Meiji Seikaファルマ)」。以下「味の素」「ロッテ」「アサヒビール」「キッコーマン」が続いた。
●IT・ソフトウェア業界の1位
IT・ソフトウェア業界の1位は「Sky」。以下「日鉄ソリューションズ」「日立ソリューションズ」「NTTデータ」「Google」が続いた。システム開発を手掛けるSkyは、残業時間の削減や社員教育制度の充実などに力を入れていて、ワークライフバランスを重視する学生にも人気を集めているようだ。
化学業界の1位は「富士フイルムグループ」。以下「旭化成グループ」「花王」「クラレ」「アース製薬」が続いた。
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ホテル・レジャー・旅行業界の1位は「JTBグループ」。以下「ニュー・オータニ」「ミリアルリゾートホテルズ」「パレスホテル」「アパホテル」が続いた。前年の調査で3位だった「JTBグループ」がトップに。
通信業界の1位は「東日本電信電話(NTT東日本)」。以下「JCOM」「KDDI」「NTTドコモ」「ソフトバンクグループ」が続いた。前年5位だった「「KDDI」が3位に、前年4位だった「「ソフトバンクグループ」が5位という結果に。
●流通業界の1位
流通業界の1位は「そごう・西武」。以下「ルミネ」「アトレ」、「コストコホールセールジャパン」「良品計画」が続いた。「そごう・西武」は学生からの人気が高く、3年連続でトップに。
建設業界の1位は「鹿島建設」。以下「日揮ホールディングス」「大林組」「乃村工藝社」「大気社」が続いた。
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住宅業界の1位は「住友林業」。以下「一条工務店」「積水ハウス」「旭化成ホームズ」「セキスイハイムグループ」が続いた。
不動産業界の1位は「三井不動産」。以下「三菱地所」「三井不動産リアルティ」「都市再生機構(UR都市機構)」「サンケイビル」が続いた。
●旅客業界の1位
旅客(航空・鉄道)業界の1位は「全日本空輸(ANA)」。以下「日本航空(JAL)」「東京地下鉄(東京メトロ)」「東日本旅客鉄道(JR東日本)」「東海旅客鉄道(JR東海)」が続いた。
全日本空輸を傘下に持つANAホールディングスは、今年の入社式を羽田空港の格納庫で開催。グループ39社に3104人が入社し、新型コロナ以降の採用人数としては最大規模となった。
レストラン・フード業界の1位は「スターバックスコーヒージャパン」。以下「エームサービス」「FOOD&LIFE COMPANIES(あきんどスシロー)」「セブン&アイ・フードシステムズ」「サイゼリヤ」が続いた。
前年の調査で「スターバックスコーヒージャパン」は3位だったが、1位に。2位の「エームサービス」は三井物産の子会社で、企業の社員食堂などでサービスを提供している。
シンクタンク・調査・コンサルタント業界の1位は「大和総研」。以下「アビームコンサルティング」「アクセンチュア」「日本M&Aセンター」「野村総合研究所」が続いた。
2024年10月1日〜2025年3月15日に、文化放送キャリアパートナーズが運営するサイト上でのWebアンケートと、同社主催のイベントで紙・アプリによるアンケートで調査した。対象は2026年春に入社希望の「ブンナビ」会員で、有効回答数は1万9856人。
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