カルバハル「目標は5月末までに復帰すること」…右ひざの重傷からクラブW杯で復活か？

　レアル・マドリードに所属するスペイン代表DFダニエル・カルバハルが、戦列復帰に向けた具体的な目標を明かした。8日、スペイン紙『マルカ』が同国の番組『エル・チリンギート』の取材映像を引用して伝えている。

　現在33歳のカルバハルは、2010年にレアル・マドリードのユースチームからレアル・マドリード・カスティージャ（Bチーム）へと昇格。2012年7月からは移籍先のレヴァークーゼンでレギュラーとして活躍し、1年後には買い戻しオプションの行使によってレアル・マドリードに復帰した。以降は不動の右サイドバックとして公式戦通算427試合出場14ゴール59アシストをマーク。4度のラ・リーガ制覇や6度のチャンピオンズリーグ制覇など数多くのタイトル獲得に大きく貢献しており、スペイン代表としても51キャップを記録している。

　 スペイン代表DFナチョ・フェルナンデス（アル・カーディシーヤ／サウジアラビア）の退団により、今シーズンから“白い巨人”の副キャプテンに就任したカルバハル。しかし、昨年10月に行われたラ・リーガ第9節ビジャレアル戦（○2−0）に先発出場した同選手は、終了間際に接触プレーで右ひざを痛めてしまい、担架に乗せられピッチを後に。その後、右足の前十字じん帯断裂、外側側副じん帯断裂、膝窩筋腱断裂と診断されて手術が行われた。

　そんななか、今現在も復帰に向けたリハビリを続けている同選手が自身の回復状況について言及。「少しずつではあるが、順調に進んでいる」と進捗を明かしつつ、「目標は5月末までに復帰することだ。それが実現できるかどうか見てみよう」と具体的な復帰目標を口にしている。

　『マルカ』はカルバハルのコメントを受け、「彼の回復に関しては非常に前向きな感触があり、実際、クラブも1カ月ほど前にカルバハルがバルデベバスのピッチでトレーニングしている姿を公開している」と説明。このままリハビリが順調に進めば、同選手は6月18日にアル・ヒラルとの初戦を迎える『FIFAクラブワールドカップ2025（Mundial de Clubes FIFA 25）』に出場可能となる。

　カルバハルは『FIFAクラブワールドカップ2025』の出場について問われ、「叶うといいね」と発言。果たして今季中の復帰は実現するのだろうか。