昨年5月の首都高速6人死傷事故で、記者会見する遺族。手前は遺品の焼け焦げた靴=9日午後、東京都千代田区 首都高速池袋線で昨年5月、トラックが渋滞の列に追突し6人が死傷した事故を巡り、死亡した3人のうち2人の遺族らが9日、東京都内で記者会見した。自動車運転処罰法の過失運転致死傷罪で起訴された運転手の降籏紗京被告(29)について、より量刑の重い危険運転致死傷罪を適用するよう求めた。
亡くなった船本宏史さん=当時(54)=の妻恵津子さんは「何の落ち度もない主人が、身勝手な行動によって殺されたことは絶対に許せない。3人の死を無駄にしないためにも、全身全霊を懸けて闘う」と涙ながらに訴えた。
代理人によると、これまでに訴因変更を求める要望書を東京地検に提出しており、地検からは「検討中」と回答があったという。