5年前や10年前……。少し前にインターネット上で話題になった投稿や動画を振り返って紹介する企画「昔のインターネット発掘!」。今回は2023年6月にInstagramに投稿された“着物のリメイク動画”を紹介します。
●豪華な着物が大変身!
投稿したのは、きものリメイク工房「Atelier針(アトリエはり)」のオーナー釜谷春菜さん。今回は、豪華な柄行きの着物をリメイクしてドレスを作っていきます。
まずは型紙を制作し、それに合わせて着物をカット。ミシンで縫い合わせて、上半身の表地を作っていきます。そして裏地も裁断し、表地に縫い合わせたら上半身の出来上がりです。
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続いてスカート部分に取り掛かります。ロックミシンで縫い合わせて、裾は表から縫い目が見えないようにまつり縫い。最後に、背中にファスナーを付けると……着物の柄の美しさを生かしたドレスの完成です。
首元をすっきりと見せてくれるVネックにフリルを合わせた華やかなデザインで、前身頃には着物の柄を、後見頃には家紋を入れるという粋な工夫も。着物の持つ雰囲気はそのままで、こんなにもステキなドレスができるなんて驚きです!
なお、釜谷さんは結婚式や成人式で着たっきり箪笥(たんす)の肥やしになり、2度と袖を通すことなくやがて売りに出され、古着屋に並ぶ着物の嘆かわしい現実を変えたいと着物のリメイクを始めたといいます。そして、少しでも着用の機会が増えればと着やすいデザインにしているとのこと。こちらのドレスもファスナー仕様なので自分で簡単に着られますね。
●「素敵すぎます」「感動しました」の声
美しい着物ドレスの完成に、コメント欄には「素敵すぎます」「洋のデザインだけど、和を感じます」「素晴らしい技術」「感動しました」「すっっっごいステキ」「芸術作品」「海外で人気になりそう」「天才ですね」「娘の結婚式これで行きたーい!」「こういうの欲しいです」「着物の可能性って凄いですね」といった声が寄せられています。
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釜谷さんは、この他にも着物のリメイクドレスをInstagramにて公開中。また、作品はminneで販売しています。
さらに、世界で注目を集めることによって着物の柄の美しさ、繊細さを日本国内でも再注目、再評価してもらいたいという思いのもと、パリで開催されるファッションショーへの参加を決意。プロジェクトを実現するため4月1日からクラウドファンディング「日本の最高礼装をEASYに! 着物ドレスをパリで発信したい!」で支援を募っています。
画像提供:Atelier Hallyさん
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