土壇場で白星逃したマンU…アモリム監督は失点関与のGKオナナを擁護「私の方がミスを犯している」

　マンチェスター・ユナイテッドを率いるルベン・アモリム監督が、失点に関与したカメルーン代表GKアンドレ・オナナについて言及した。10日、イギリス紙『ガーディアン』がコメントを伝えている。
　
　ヨーロッパリーグ（EL）準々決勝ファーストレグが現地時間10日に行われ、マンチェスター・ユナイテッドは敵地でリヨンと対戦した。25分にFKからのクロスボールをオナナが弾き切れずに先制を許すも、45＋4分にレニー・ヨロ、88分にジョシュア・ザークツィーがネットを揺らし逆転に成功。しかし、90＋5分に正面へのシュートをオナナが処理し切れず、こぼれ球をラヤン・シェルキに押し込まれた。

　土壇場の失点で白星を逃したマンチェスター・ユナイテッド。2失点に関与したオナナに対しては、イギリス紙『マンチェスター・イブニング・ニュース』が10点満点中2点を付け、「ティアゴ・アルマダのFKからのゴールは彼のミスだった。後半追加タイムには追加点を献上し、ユナイテッドの勝利を阻んだ」とパフォーマンスを酷評。さらに、データサイト『Sofascore』でも両チーム通じて最低となる10点満点中「5.9点」という厳しい評価を受けている。

　試合後、アモリム監督はオナナについて「彼はトレーニングを積み、GKコーチのジョルジ・ヴィタルと問題に対処してきている。これはどんな選手にも起こり得ることだ。今、私がアンドレに何かを言ったところで何の助けにもならない。最も重要なのは自然体でいることだ。そして、その時が来たら私はベストイレブンを選ぶだけだ」とコメント。その上で次のように言葉を続けた。

「私はアンドレを本当に信頼している。サッカーをしていて、たくさんの試合をこなせば、ミスを犯すこともあるだろう。シーズンを振り返ると、ここ数試合、そして数カ月間は私の方がより多くのミスを犯している。一番良いのはゴールシーンや試合中のアンドレのあらゆるプレーを振り返り、ヴィタルと話し合うことだ。試合に集中し、何が起こったのか、何を改善すべきかを考え、そこから選手を起用する」

　セカンドレグは現地時間17日にマンチェスター・ユナイテッドの本拠地『オールド・トラッフォード』で行われる。ファーストレグ前には「僕らは彼ら（リヨン）よりもはるかに優れている」と発言したことで、リヨンの元セルビア代表MFネマニャ・マティッチに「クラブ史上最悪のGKの1人」と痛烈に批判されてしまったオナナ。ホームでの一戦ではチームを勝利に導くことができるだろうか。


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