「怪獣を解剖する」上巻(帯あり)サイトウマドが月刊コミックビーム(KADOKAWA)で連載していた「怪獣を解剖する」の単行本が、本日4月11日に上下巻2冊同時発売された。
【大きな画像をもっと見る】怪獣学者の本多昭(ほんだあきら)は、“トウキョウ”と呼ばれる超巨大怪獣の死骸の、解剖調査現場に呼ばれる。全長およそ210メートル、推定体重8.5万トンの巨大な検体。そんなトウキョウの調査資料に目を通しながら、昭は「活動停止しているが… 本当に『死んでいる』のだろうか…」と疑念を抱く。上巻帯には“平成ガメラ三部作”の金子修介監督、下巻帯には久野遥子が推薦コメントを寄せた。下巻には三宅乱丈とメグマイルランドによる寄稿ページ、描き下ろしの怪獣図鑑も収録されている。
さらにサイトウの短編集「解剖、幽霊、密室」も本日同時発売。読み切り版の「怪獣を解剖する」のほか、メゾネットタイプのアパートの一室で怪現象が巻き起こる「複層住戸」、失踪者を追って警察官が“あちら側”へと迷い込む「天井裏に誰かがいる」の3編が収められた。帯には榎本俊二がコメントを寄稿している。
なお4月20日には、香川の本屋ルヌガンガにて著者のサイン会を実施。香川在住のサイトウは、「単行本をお買い上げ頂いた方にサインさせて頂きます。連載中から読んで励まして下さった方々、地元の方々、単行本を買ってくださる方々に是非お礼を言いたいと思っています。ゆったりと、ルヌガンガさんでお待ちしています」と呼びかけている。