高さのないピッチャーは、冷蔵庫の空いた場所にスッと入る 毎日使うものにおいて、「手入れのしやすさ」は最重要項目。そこを妥協したまま我が家でずっと使い続けていたものの1つに、冷水筒があります。2.0Lと大容量の広口で、中まで手を入れて隅々まで洗える点は気に入っていたのですが、フタ部分のパーツが多く、パッキン類やレバー部分など全てを分解して洗うのがとにかく面倒。「1回くらいなら大丈夫かな……」とつい洗わずにそのまま中身を補充してしまうこともあります。
けれどやはりこれからの季節は特に衛生面が気になるため、毎回しっかり洗いたい!
それならお手入れがラクなものに変えようと思い立ち、SNSでリサーチ。「使いやすい!」と話題になっていたmarna(マーナ)の「ウォーターピッチャー 1.0L」(税込2,178円)に乗り換えてみました。
◆パーツはたった2つ! 洗いやすさを追求したピッチャー
まず箱を手にして思ったのが、「小さい!」。まさかこの中に1.0Lのピッチャーが入っているなどとは到底思えないコンパクトさで、容量を間違えて注文してしまったのかな、と思わず確認したほど。
箱から取り出してみても、高さがないためかやはり想像よりコンパクト。ピッチャーといって思い浮かべるのは筒形で注ぎ口があるポットのような形を思い浮かべると思いますが、マーナのピッチャーはその常識を覆す斬新なデザイン。サイドから見るとほぼ正方形のような形で注ぎ口の主張も強くなく、とことんシンプル。高さは約16cmほどしかありません。
筆者はホワイト&公式店限定カラー・インディゴブルーの2個セットを購入しました。
◆底までラクに手が届く! 大変だったお手入れが簡単に
これまで我が家で使ってきたピッチャーは底を洗おうとすると肘のあたりまですっぽり腕が入ってしまうため、これでもかというほど袖をまくり上げたり、泡のついた腕を最後に洗い流さなければならず大変でした。しかしマーナのピッチャーは広口で浅く、底までラクに手が届きます。
食洗機の使用も可能なので、筆者は庫内のスペースに余裕がある時、他の洗い物と一緒に食洗機にかけています。
パーツは本体とフタのみという嬉しいシンプル構造。パッキンなどもなく、お手入れのしやすさに定評があります。また、フタは前後がなくどちら向きにはめてもOK。そういったさりげない部分でも使いやすさを底上げしてくれています。
◆冷蔵庫の棚にもすっぽり! ドアポケットを有効活用
我が家の冷蔵庫はドアポケットがいつも大渋滞で、ピッチャーがなければボトルポケットにも余裕が生まれるのになぁ……と常々思っていました。
マーナのウォーターピッチャー最大の特徴は、高さがないため“冷蔵庫のドアポケットのみならず、棚にも収納できる”こと。棚の隙間などに縦置きでスッと入れられて、取り出すのも簡単。
これまで使用してきた2Lタイプのピッチャーは、高さも重さもあり持ち上げて取り出すのに一苦労でしたが、マーナのものに変えてからストレスゼロです!
◆持ちやすさ&注ぎやすさも申し分なし!
本体にはくぼみがあり持ちやすいようデザインされていて、小学生の子供でも片手で簡単に注ぐことができます。水切れもよく、ポタポタと垂れてしまうことがありません。耐熱仕様なので、お茶などを作る際には熱湯を注いでもOKです。
学校や習い事に持って行くこともあり、我が家は麦茶の消費量が年間通して多め。1Lタイプで足りるのか……という点だけは心配だったのですが、2個のピッチャーを同時に使いつつ回していくことで快適に使えています。
子ども達からも「冷蔵庫から楽に取り出せて注げるようになった!」と嬉しい声が。すでに我が家にとって欠かせないものとなっています。
<写真・文/鈴木美奈子>
【鈴木美奈子】
雑誌の読者モデルから2児のママに。現在はライターとして、コスメ・美容、家事コツなどの記事を執筆。