マルセイユ戦で先制ゴールを決めた南野拓実 [写真]=Getty Images リーグ・アン第29節が12日に行われ、モナコとマルセイユが対戦した。
日本代表FW南野拓実が所属するモナコはここまでの28試合を15勝5分8敗という成績で終え、すでに優勝が決まったパリ・サンジェルマン(PSG)、マルセイユに次ぐ3位に位置。在籍3年目の南野は公式戦37試合で7ゴール5アシストをマークするなど、攻撃の主軸として存在感を放っている。今節は「2」ポイント差で追う2位マルセイユとの直接対決。4位以下との勝ち点はそれほど開いておらず、来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場権確保に向けて2試合ぶりの勝利が欲しい一戦となる。
立ち上がりはルイス・エンリケが2度に渡ってフィニッシュに持ち込むなど、マルセイユがやや優位に立つが、モナコも次第にボールを保持する時間を増やしていく。左サイドハーフで先発した南野は状況に応じて中央に絞ってボールを引き出し、時には右サイドのスペースへ抜け出すなど縦横無尽にプレー。守備時には前線から果敢にプレスをかけるなど、積極的な動きを見せる。
互いに決定機を作れず迎えた34分、下がって起点を作ったブレール・エンボロのパスが相手DFに当たって前方にこぼれると、これを拾ったミカ・ビエレスがボックス内で2度に渡ってシュートを放つ。これは相手GKに阻まれるも、こぼれ球を拾ったデニス・ザカリアのパスから南野がダイレクトでゴールへ流し込み、モナコが先制に成功。南野にとっては今シーズンのリーグ戦での5ゴール目、公式戦通算8ゴール目となった。
1点リードで前半を終えたモナコは49分、ラミン・カマラの右CKにウィルフリード・シンゴが頭で合わせるも、GKヘロニモ・ルジが好セーブ。57分には前線でのボール奪取からカマラが絶妙なクロスを送り、マグネス・アクリウシェが至近距離からシュートを放ったが、ここもGKルジに阻まれ決定機を生かすことができない。それでも59分、ヴァンデルソンのラストパスを受けたエンボロがGKルジとの1対1を制し、貴重な追加点を奪った。
2点ビハインドのマルセイユは67分、途中出場のアミーヌ・グイリが左から持ち込み決定的な形を作るも、枠を捉えたシュートはGKフィリップ・ケーンが枠外へ弾き出す。モナコは70分に2枚替えを敢行し、先制ゴールを挙げた南野もお役御免となった。80分にはゴール前のルーズボールを競り合ったエンボロがGKルジに倒されモナコがPKを獲得。これをザカリアが沈めてリードを3点に広げた。
試合はこのまま3−0で終了し、上位対決を制したモナコが2位に浮上した。次節は19日に行われ、モナコはストラスブールと、マルセイユはモンペリエといずれもホームで対戦する。
【スコア】
モナコ 3−0 マルセイユ
【得点者】
1−0 34分 南野拓実(モナコ)
2−0 59分 ブレール・エンボロ(モナコ)
3−0 82分 デニス・ザカリア(モナコ)
【ゴール動画】南野拓実がマルセイユとの上位対決で貴重な先制弾!
[速報]南野拓実が先制点を決める!
🇫🇷#リーグ・アン 第29節#モナコ vs #マルセイユ
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ゴール前で粘りを見せたモナコ
南野が押し込んでフィニッシュ!
\#ABEMAdeDAZN#ABEMA— アベマサッカー (@ABEMA_soccer) April 12, 2025