ある女性のブライダルフォトがX(Twitter)に投稿され、「勇気をもらえた」「もっと広まってほしい」と話題に。ポストは記事執筆時点で1887万件表示を突破、3万7000件を超える“いいね”を獲得しています。
●ドレスに合わせてダイエットは必須……?
投稿者は、プラスサイズのファッションモデルとして活動する吉野なおさん。2025年3月、なおさんは、2023年に結婚した夫とのブライダルフォトを沖縄で撮影することになりました。なおさんの身長は160センチで、体重は70キロ。ブライダルフォトのスタジオはたくさんありましたが、大きいサイズのドレスがあるところは数が限られており“不便さ”を感じたそうです。
多くの女性が、ドレスを着るために痩せなければと焦燥感にかられてしまいそうな出来事ですが、このときなおさんは「私がするべきことは、ドレスに合わせてダイエットすることではなく、大きいサイズのドレスの需要を示すことだな」と思い、ありのままの自分でブライダルフォトに臨むことを決めました。
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それからは、あえて自分に合った大きいサイズのドレスがあるスタジオを探し、ついに撮影日を迎えたなおさん。純白のウエディングドレスに身を包んでほほ笑む姿は本当に美しく、心から幸せなことが伝わってきます。
なおさんの投稿に、Xでは「すっごい可愛い!」「とても綺麗で素敵です! いい笑顔」「かっけえ」「その考え方最高です!!」「やっぱり自分に自信を持っている人は美しいね」などの反響や、「どんな体型だってドレス着ていいって寛容になって欲しいですよね。海外はプラスサイズの方が多いよ」といった共感の声が数多く寄せられていました。
●「幸せな気分でドレスを着てもらえたら」
今回の投稿の背景について、なおさんは「まず結婚は体型に関係なく起きるライフイベントなのに、ウエディングドレス=痩せていないと着てはいけない。と思い込んでいる女性が多いのではと感じたことです」「こういう体でもドレスを着たい需要があるという前例を作って、花嫁さんたちが自分を卑下せず幸せな気分でドレスを着てもらえたらなと思いました」とコメント。
そして「私が着たものは、いいなと思ったドレスの中から、なんとか着れた唯一の1着だったのです。だから同じようにハラハラする人もいるだろうなって」「いろいろな事情があるでしょうし痩せたい女性達を非難したいわけじゃないの」ともつづっています。
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以前には、極端なダイエットのあとに摂食障害を経験しているというなおさん。そこから回復した経験をもとに、自己否定の罠(わな)から抜け出すアプローチ方法などをX、Instagram、YouTubeチャンネル「Naotube【吉野なお】」にて発信中。また、書籍『コンプレックスをひっくり返す〜見た目のなやみが軽くなるボディ・ポジティブな生き方〜』も販売しています。
画像提供:吉野なおさん
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