
今回お話をお聞きしたのは、資産2億5000万円を保有し、現在もクリニックの事務長を勤めているおおちゃんさん(67歳)。億り人であるおおちゃんさんは、どのようにしてそのお金の価値観を身に付けたのでしょうか。
幼少期にお金に苦労した経験が、その後の人生にも大きく影響

――資産2億円以上を持つおおちゃんさんですが、お金の価値観はどのように形成されたのでしょうか。
おおちゃん:私の家は商売をしていたので、お金の価値観は子どもの頃に身に付きました。小学校1年生の頃から『手形』や『売掛金』、『貸し倒れ』、『保証人』といった言葉を知っていましたから。長男だったので、父と母の会話をよく聞いており、商売の大変さも実感していましたね。
毎晩、同じおかずが続くこともあり、母が工夫して料理してくれていたのを覚えています。家業が大変だったので大学に行く場合は、学費や生活費を自分で何とかしなければならないという状況でもありました。
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一方、自分の子どもに対しては、お金の面で少し甘やかしてしまったように思います。ですので、子どもにはお金を残さないつもりでいますし、子どもにもそれを理解してもらっています。
※本記事は、公式YouTubeチャンネル「All About マネー」で連載している『億り人たちに訊く!〜匿名で語る億の裏側〜』の内容を一部編集してお届けしています。
文:鈴木 さや子(ファイナンシャルプランナー)
2008年にFP2級・AFP、2011年にCFPを取得し、FPとして独立開業。女性の幸せな人生を応援すべく、家計管理や教育費、子どものマネー&キャリア教育をテーマに、多数のセミナー講演や執筆等で活躍中。
(文:鈴木 さや子(ファイナンシャルプランナー))
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