陸上女子100メートル障害の元日本記録保持者で21年東京五輪代表の寺田明日香(35=ジャパンクリエイト)が15日、都内で会見を開き、今季限りで第一線を退く意向を表明した。
「今季をもって競技者としての第一線を退くと決意しました」と話した。
会見ではプロ野球日本ハムの清宮幸太郎内野手がビデオメッセージでサプライズ登場。北海道やラグビーなどの共通項もあって、親交が深いという。「母親とトップアスリートの二刀流としてご活躍されていました。トップアスリートだからこそ、決断には悩まれたと思います。現役生活、お疲れさまです」とメッセージを送り「何かあればご飯をご一緒させていただければ」と笑顔で語りかけた。
会場には清宮の父で日本ラグビー協会副会長の清宮克幸氏も登場。「本当にすてきですね。最後の1年の挑戦、本当に応援しています」とエールを送り、幸太郎からのプレゼントの木製バットとキーホルダーを手渡した。
これには寺田も「幸太郎くん、良い子なんです。今もラグビーファミリーとしてつながりを持ってくれてありがたい」と感激していた。
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寺田は北海道・恵庭北高で本格的に競技を始め、1年時から全国高校総体(インターハイ)を3連覇。09年には世界選手権ベルリン大会に初出場した。
13年からは競技を離れ、14年に長女果緒ちゃんを出産。ラグビー7人制への挑戦を経て19年に陸上へ復帰し、同年9月に日本女子初の12秒台となる12秒97の日本新記録(当時)を樹立した。
東京五輪では準決勝に進出。世界選手権にも3度出場している。
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