リリーフ登板した前田健太(写真=GettyImages)● ブリュワーズ 1−9 タイガース ○
<現地時間4月14日 アメリカンファミリー・フィールド>
デトロイト・タイガースが昨季のナ・リーグ中地区王者ブリュワーズとの敵地3連戦を先勝。2番手としてリリーフ登板した前田健太投手(37)は2回1失点という投球だった。
タイガースは初回、3番アンディ・イバネス、5番ディロン・ディングラーによる2本の適時二塁打で幸先良く2点を先制。2回表にも2点を加え、4回表には2番グレイバー・トーレス、3番イバネスの連続適時打など一挙4得点。続く5回表には6番ケリー・カーペンターが5号ソロを放ち、早くも試合を決定付けた。
投げては昨季サイ・ヤング賞に輝いたエース左腕タリク・スクバルが大量援護に応え、初回から打者12人をパーフェクトに抑える好スタート。9三振を奪いながら7回無四球・無失点と封じ込み、今季2勝目をマークした。
前田は先発スクバルの後を受け、9点リードの8回裏から登板。先頭の代打ダンをスイーパーで空振り三振に仕留めると、9番チュラング、1番チョウリオを続けて外野フライに打ち取って三者凡退に抑えた。回跨ぎの9回裏は二死から四死球でピンチを背負い、6番オルティスに適時打を浴びて1失点。それでも続く7番ミッチェルを中飛に打ち取り、試合を締めた。
前田は現地13日のツインズ戦で今季初の無失点リリーフを果たしたものの、連投となったこの試合は2回40球を投げて1被安打、2四死球、2奪三振、1失点。今季4登板で計5回2/3を投げ、防御率9.53を記録している。
なお、勝利したタイガースは今季成績を10勝6敗とし、アメリカン・リーグ最速で10勝目に到達。リーグ最多の貯金「4」を持ち、中地区首位に立っている。