失言に対する“皮肉”か? ソシエダのサポーター、敗戦したマジョルカ戦のMVPにスチッチを選出

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2025年04月15日 13:42  サッカーキング

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発言が物議を醸すMFスチッチ [写真]=Getty Images
 レアル・ソシエダに所属するMFルカ・スチッチが、ファン投票によるマジョルカ戦のMVPに選出されたことが波紋を呼んでいる。

 2002年9月8日生まれのスチッチは現在22歳。昨夏にザルツブルクからレアル・ソシエダに加入した“クロアチアの大器”は、序盤戦こそプレータイムは限られていたものの徐々に主力に定着して、ここまで公式戦33試合に出場。パンチ力のあるキックは秀逸で、第9節アトレティコ・マドリード戦のスーペルゴラッソは10月度のリーグ月間最優秀ゴール賞に選出されている。

 そんなスチッチだが、先日行われた『ディアリオ・バスコ』のインタビューにて、「ここでプレーすることは、僕にとっては半歩のステップアップなんだ。ラ・レアルは最も高い位置にいるクラブではない」と。さらに「ここで良いプレーをして、次のステップアップに向けて備えたい。もっと大きなクラブに渡るためのね」と発言。これがサポーターのひんしゅくを買い、大きな物議を醸していた。

 その中で迎えた、12日の第31節マジョルカ戦。スチッチはスタメン出場したものの、本拠地『アノエタ』に集まった一部のサポーターから、ボールに触れるたびに、そして途中交代するときにもブーイングを浴びせられた。それだけにとどまらず、クラブが毎試合実施しているファン投票のMVPにおいても、0−2で敗れたマジョルカ戦のMVPに同選手が選出されることに。スペイン紙『マルカ』も、「彼は良いパフォーマンスを見せたようには思えなかった」とし、「この結果に、多くのファンが信じられないというリアクションを見せている」と言及。つまるところ、アンチ勢による組織票が大きな影響を及ぼしたと考えられ、スチッチに対する強烈な“皮肉”の可能性が高そうだ。

 なおスチッチは、マジョルカ戦後に「ファンに謝りたい。僕はあんな風に感じていたわけじゃないんだ」と件の発言について謝罪している。

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