レアルが関心を寄せるアーセナルのDFサリバ [写真]=Getty Images レアル・マドリードがアーセナル所属のフランス代表DFウィリアン・サリバの動向を注視し続けているようだ。14日、イギリスメディア『アスレティック』が伝えている。
今夏の移籍市場で複数ポジションの補強に乗り出す可能性が高いと報じられているレアル・マドリード。すでにリヴァプール所属のイングランド代表DFトレント・アレクサンダー・アーノルドとは5年契約締結で大筋合意に至った模様で、フリートランスファーでの加入が濃厚に。それに加えて、センターバック(CB)や中盤を拡充するべく、即戦力の獲得に乗り出すものと見られている。
CBの獲得候補の一人がアーセナルで絶対的な地位を確立しているサリバだ。サンテティエンヌの下部組織で育った24歳は2018−19シーズンにトップチームデビューを飾ると、2019年夏にアーセナルへ完全移籍。加入から数年間は出番が得られず、リーグ・アンへのレンタルを繰り返したが、2022−23シーズンよりセンターバック(CB)の主軸に定着し、ここまで公式戦通算126試合で7ゴール2アシストをマークしている。
しかし、レアル・マドリードが今夏の移籍市場でサリバ獲得に乗り出す可能性は極めて低いという。報道によると、レアル・マドリードは同選手の現行契約が2027年6月末までとなっていることや、アーセナルが売却の意向を示していないことを考慮し、今夏の獲得が困難と判断したとのこと。移籍金も極めて高額になる可能性が高いことから、2026年夏に無理のない金額でオファーを提示するか、2027年夏にフリートランスファーで獲得したいと考えているようだ。
レアル・マドリードはこれまでにもこうした手法を駆使し、各国のメガクラブから即戦力を引き抜いている。現在のチームではオーストリア代表DFダヴィド・アラバやドイツ代表DFアントニオ・リュディガー、フランス代表FWキリアン・エンバペらが前所属クラブとの契約満了後にフリートランスファーで加入した。
なお、アーセナルは守備の要の流出を阻止するべく、サリバとの契約延長に向けて動いているようだ。