距離が10m延びた中山グランドジャンプ 86年以降の“国内最長記録タイ”に

0

2025年04月15日 19:30  netkeiba

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

netkeiba

2011年に「4260m」の中山GJを制したマイネルネオス(撮影:下野雄規)
 4月19日(土)に中山競馬場で行われる中山グランドジャンプ(4歳上、J・GI、障害4260m)。上半期の障害王者を決する一戦は、昨年までと異なる点がひとつ。今年は芝がCコース設定のため、距離が10m延長され「4260m」で実施。これはデータが確認できる1986年以降、11年の同レースと並んで“国内最長記録タイ”となる。

 中山グランドジャンプは99年に創設。それまで春秋2回施行だった中山大障害の上半期分をリニューアルした。99年、00年は中山大障害と同じく4100m戦だったが、01年から4250mへと延長。以来、国内最長距離レースに君臨し続け、東日本大震災の影響で7月開催となった11年には、今回と同じくCコースが舞台となり4260mで行われた。

 なお現在、国内の平地競走では、暮れに中山で実施されるステイヤーズSの3600mが最長。だが古くは1968年から75年まで日本最長距離ステークスなるレースがあり、中山芝4000mで行われていた。のちに有馬記念で2着となるコンチネンタル、“白い逃亡者”の異名で知られるホワイトフォンテンが勝ち馬に名を残す。

 海外には4000m級、あるいは大きく超える距離も。平地G1にも存在し、アスコットゴールドカップは芝3990m、パリロンシャンが舞台のカドラン賞は芝4000m。障害戦ではグランドナショナルが6870mで実施されているほか、フランスのルリオンダンジェ競馬場では世界最長距離ともいわれる7300m戦がある。

(海外レースの距離はJRAの算出基準による)

    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定