中国最大規模の貿易見本市「広州交易会」で披露されたロボット=15日、広東省広州(AFP時事) 【北京時事】中国国家統計局が16日発表した1〜3月期の国内総生産(GDP)は、物価変動の影響を除いた実質ベースで前年同期比5.4%増加した。伸び率は前期と同じで、トランプ米政権による対中関税の影響で落ち込むとする市場予想を覆した。4月の大幅な関税引き上げを前に、企業が駆け込みで生産を加速させたもようだ。
3月の鉱工業生産は前年同月比7.7%増と、比較可能な1〜2月(前年同期比5.9%増)を1.8ポイント上回った。伸び率は2021年6月以来の大きさだった。3月の小売売上高は5.9%増、幅広い投資動向を示す1〜3月の都市部固定資産投資も4.2%増と好調だった。