<フィギュアスケート:世界国別対抗戦>◇16日◇東京体育館◇男子公式練習
3月の世界選手権6位の佐藤駿(21=エームサービス/明治大)が2度目の世界国別対抗戦で成長を示す。宇野昌磨の欠場で急きょ代替出場した23年はショートプログラム(SP)11位、フリー8位だったが「今大会は緊張なく滑れるようにしたい。団体戦は好きなので少しでも貢献できるように頑張っていきたい」と意気込んだ。
開幕を17日に控えたこの日は、曲をかけた通し練習でフリー曲「Nostos」に乗せ、4回転フリップや4回転トーループなどを着氷。曲かけの前後には4回転ルッツを複数回降りた。世界選手権後はアイスショー「スターズ・オン・アイス」の出演もあり「調整という調整はあまり…。流れのままで来てしまった」と十分に練習は積む時間はなかったが「アイスショーでジャンプの練習はしてきた。今の練習も状態は良かった。個人的には問題ない」と手応えを口にした。
今季の締めくくりとなる今大会は、フリーでルッツ、フリップ、トーループの3種4本の4回転ジャンプの成功を目指す。「まだ4回転の4本構成でノーミスの演技ができていない。ノーミスの演技をして、来季へつなげていきたい」。26年ミラノ・コルティナオリンピック(五輪)シーズンへつながる演技を見せる。【藤塚大輔】
◆世界国別対抗戦 9度目の開催となる2年に1度の国際スケート連盟(ISU)公認大会。世界6カ国が男女シングル各2人、ペア1組、アイスダンス1組の4種目8人で争う。各種目優勝12点、2位11点…と与えられ、合計点で優勝国を決める。日本の他に米国、イタリア、フランス、カナダ、ジョージアが参加。SP、フリー(アイスダンスはリズムダンス、フリーダンス)ごとに区切り、総合順位は得点としない。
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