<フィギュアスケート:世界国別対抗戦>◇16日◇東京体育館◇男子公式練習
3月の世界選手権銅メダルの千葉百音(19=木下アカデミー)が、自然体で初の世界国別対抗戦(17〜20日)に挑む。
会場の東京体育館で前日練習に参加。フリー「Ariana Concerto No. 1」の曲かけでは、3回転ループで転倒したものの、フリップ−トーループの連続3回転ジャンプや3回転ルッツ−ダブルアクセル(2回転半)など6本のジャンプを着氷。「今日は演技面は置いておいて跳ぶことを意識した。明日はもう1つキレをよくするイメージで」と思い描いた。
世界選手権からの帰国後も、アイスショーの出演など過密日程をこなしてきた。「正直全然抜けていない」と疲労感はあるが、「置かれている状況はみんなほぼ一緒」と横一線を強調。「その中で楽しんで自信を持って滑りたい」と意気込んだ。
大会は国・地域の6チームが4種目8人で争う対抗戦。26年ミラノ・コルティナ五輪(オリンピック)でも団体戦が行われ、予行演習の場ともなる。日本チームでは最年少の19歳だが、成績が結果を左右する立場。4大会ぶりの優勝へ「半分が初出場で、半分が経験した人。一丸となって頑張れたら」と力を込めた。【勝部晃多】
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◆世界国別対抗戦 9度目の開催となる2年に1度の国際スケート連盟(ISU)公認大会。世界6カ国が男女シングル各2人、ペア1組、アイスダンス1組の4種目8人で争う。各種目優勝12点、2位11点…と与えられ、合計点で優勝国を決める。日本の他に米国、イタリア、フランス、カナダ、ジョージアが参加。SP、フリー(アイスダンスはリズムダンス、フリーダンス)ごとに区切り、総合得点での順位は得点としない。
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