昨年のプロキオンSを制したヤマニンウルスと武豊騎手(24年7月撮影、ユーザー提供:ねいたんさん) 武豊騎手がヤマニンウルス(牡5、栗東・斉藤崇史厩舎)で、アンタレスステークス(4歳上・GIII・ダ1800m)の9年ぶり7勝目を狙う。
武豊騎手はこれまでアンタレスSに13回騎乗している。第1回の96年のテセウスフリーゼ、第2回の97年のエムアイブランと連覇達成。その後も02年のハギノハイグレイド、03年のゴールドアリュール、06年のフィフティーワナー、16年のアウォーディーで制し、計6勝を挙げている。これは川田将雅騎手の4勝を抑えて歴代単独トップ、そしてJRAダート重賞に限るとレース別で自身最多の数字となる。
9年ぶりの参戦となる今年のパートナーはヤマニンウルス(牡5、栗東・斉藤崇史厩舎)だ。デビューから無傷の5連勝で昨年のプロキオンSを制覇。その後は名古屋大賞典で6着、小倉大賞典で10着に崩れたが、敗因は前者が距離、後者が芝&太め残りと明白。実際、ダートに戻り、かつ体が絞れた前走のコーラルSは好内容の3着だったので、着実に復調している。
武豊騎手は名古屋大賞典以来、3戦ぶりのタッグとなる。デビュー5連勝馬を復活勝利に導くとともに、「アンタレスS男」の面目躍如といきたい。