アーセナルとの現行契約が今夏で満了となるトーマス [写真]=Getty Images アトレティコ・マドリードがアーセナルに所属するガーナ代表MFトーマス・パルティに関心を寄せているようだ。15日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。
現在31歳のトーマスはアトレティコ・マドリードの下部組織出身で、マジョルカやアルメリアでの武者修行を経て、2015−16シーズンにトップチームデビューを飾った。ディエゴ・シメオネ監督の下で中盤の主軸に定着し、公式戦通算188試合に出場すると、2020年夏にはアーセナルへ完全移籍。度重なる負傷に悩まされながらも、アンカーを主戦場にここまで公式戦通算160試合出場9ゴール7アシストという成績を残している。
在籍5年目の今シーズンは大きなケガもなく、ピッチ上で絶大な存在感を放っているトーマスだが、現行契約は6月末で満了に。現時点で新契約締結には至っておらず、今シーズン終了後のアーセナル退団が既定路線とも報じられている。
そんなトーマスに古巣復帰の可能性が浮上しているようだ。報道によると、アトレティコ・マドリードが現在動向を注視しており、フリーエージェントでの獲得を視野に入れているという。同クラブは長年アンカーの確保を目指してきたが、2020年11月に獲得した中央アフリカ代表MFジョフレイ・コンドグビア(現:マルセイユ)や昨年1月に獲得したU−21ベルギー代表MFアルトゥール・フェルメーレン(現:ライプツィヒ)らは主力に定着することができず。ラ・リーガでのプレー経験豊富でシメオネ監督の戦術も熟知するトーマスが、チームの穴を埋め得る存在として注目されているようだ。
トーマスが今夏にアーセナルを離れる場合、複数のクラブが獲得に乗り出す可能性が高いことから、アトレティコ・マドリードとしては迅速な動きが求められると『マルカ』は指摘している。
なお、アーセナルは今夏にアンカーの補強に動くと見られており、レアル・ソシエダ所属のスペイン代表MFマルティン・スビメンディとの交渉が進行しているようだ。