損保ジャパン、不登校生の復学支援=業界初、見舞金10万円
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2025年04月16日 20:01 時事通信社

損害保険ジャパンは16日、不登校の児童生徒に対し見舞金10万円を支給する復学支援保険を21日から販売すると発表した。不登校が社会問題化する中、保護者の負担を軽減して復学を後押ししたい考えで、同様の保険は業界初という。
契約者は自治体や学校、PTAを想定。6〜15歳の小中学生が不登校となった場合、文部科学省が定める「年間30日以上の欠席」といった要件を満たせば、各団体を通じて保護者に見舞金が支払われる。カウンセリングやフリースクール、オンライン学習などの費用に充ててもらう。
文科省の調査によると、全国の小中学校で2023年度に不登校だった児童生徒は約34万6000人で過去最多を更新した。このうち約4割は支援を受けていないとされ、損保ジャパンは「経済的負担から復学への一歩を踏み出せない家庭を支援したい」としている。
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