天台宗、女性僧侶への性暴力で住職罷免=大僧正は「懲戒に該当せず」

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2025年04月16日 20:01  時事通信社

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時事通信社

 天台宗は16日までに、四国地方の寺院で女性僧侶に性暴力を働いたとして、60代の住職を罷免処分とした。一方、この住職を紹介した同宗最高位の大僧正については同日、「懲戒に該当しない」とする判断が確定したと発表した。

 被害を訴えていたのは、50代の女性僧侶叡敦さん。3月24日付の同宗審理局の判断に対し、不服申し立てをするよう宗務庁に求めていたが、同庁は「処分の不当性を肯定する証拠が乏しい」として、申し立てを行わないことを決めた。

 天台宗の細野舜海宗務総長は「宗教者の名誉と信用が著しく損なわれたことは誠に遺憾。天台宗としても重く受け止め、宗内僧侶の意識向上に取り組む」としている。

 叡敦さんはSNS上で「大変残念。今後のことは代理人と相談の上決める」とコメントした。 

このニュースに関するつぶやき

  • 天台宗は幹部が責任を取らない宗教であると証明されたのか。これじゃ、説法でどんなに良いことを言っても、「お前が言うな」で全て終わってしまうな。もちろん天台宗の僧侶全員がな。
    • イイネ!24
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