バレーボール男子の北海道イエロースターズが、来季もVリーグで戦うことが16日、決まった。この日、都内で行われたSVリーグの理事会で決定した。今季はVリーグ東地区で優勝。トップカテゴリーのSVリーグ参戦に必要なSVライセンスも交付されていたが、無念の残留となった。一方、ライセンス交付が継続審議とされていたヴォレアス北海道は交付が決まり、来季もSVリーグに所属する。
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SVライセンスの交付を受けていた北海道イエロースターズに、吉報は届かなかった。来季SVリーグで戦うことはかなわなかった。札幌市内で行われたシーズン報告会に参加した郡浩也主将(29)は「選手である以上、日本最高峰の舞台であるSVリーグで戦うっていうのは目標であり、夢。ライセンスを持っていながら、そこで戦うことができないのは本当に悔しく思う」と残念がった。
命運は、財務基準を理由にライセンス判定が保留となっていたヴォレアス北海道の行方が握っていた。継続審議されてきた結果、この日、ヴォレアス北海道への交付が決定。リーグは偶数クラブでの編成を目指しており、昇降格の設定がないことから、奇数クラブにSVライセンスが交付された場合、既存のクラブを優先する方針が示されていた。沢野佑介代表取締役社長(42)は「必ずやイエロースターズがSVで戦えることを目標に。(SVリーグが)12チームで着地できればいい」と、他のVリーグクラブへの働きかけなどを含めて、26−27年シーズンに向けて力を尽くす。
今季は26勝2敗と圧倒的な強さでVリーグ東地区で優勝。プレーオフは準決勝で敗退した。来季もクラブ残留が決まっている郡は「しっかり勝って優勝する。そしてSVに上がる。これを目指してやっていきたい」と誓った。【保坂果那】
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○…SVライセンスの判定が保留となっていたたヴォレアス北海道は、ヒヤヒヤの残留が決まった。3月の理事会では債務超過が指摘されていたが、増資などにより解消できる見込みを示したため、交付が認められた。旭川市内で会見を行った池田憲士郎代表取締役社長(38)は「うれしいというかホッとしているというのが正直な気持ち」。今季はリーグ最下位。エド・クライン監督(43)は「SVリーグでスタンダードに戦えるチームを作っていく」と見据えた。
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