<フィギュアスケート:世界国別対抗戦>◇16日◇東京体育館◇ペア公式練習
3月の世界選手権で2年ぶり2度目の優勝を飾った「りくりゅう」こと三浦璃来(23)木原龍一(32)組(木下グループ)が“フレッシュ”に意気込んだ。
今大会の日本代表の愛称は、女子で主将の坂本花織によって「完熟フレッシュジャパン」と命名された。経験者の4人が「完熟」、初出場の4人が「フレッシュ」を意味するが、2人はそろって「フレッシュ」と強調。最年長の木原は「璃来ちゃんのほうが出場回数が多いので、僕のほうがフレッシュ」とほほ笑んだ上で「フレッシュなのでしっかり引っ張っていけるようにしたい」と力を込めた。
2人はカナダを拠点としており、米ボストンでの世界選手権から帰国後は昨年末の全日本選手権以来の日本滞在。アイスショー「スターズ・オン・アイス」に出演する傍ら、国内で調整を続けてきた。
この日のフリーの曲をかけた通し練習では、2人で並んで跳ぶ3回転サルコー、三浦が木原に投げられながら跳ぶスロー3回転ルッツを着氷。木原は「良い滑りをすることができたので試合が楽しみ。試合ができる動きには仕上げられた」とうなずき、三浦も「先週、今週としっかり練習できていたので、今日も体が動いていた」と同調した。
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今大会は来年2月のミラノ・コルティナ五輪前では最後の団体戦となる。五輪3度出場の木原は「シングルもトップレベルの選手ばかりなので、僕からアドバイスできることはないかもしれないですが、気持ちの持っていき方など、少しでも支えになれたら」と思いを込めた。
◆世界国別対抗戦 9度目の開催となる2年に1度の国際スケート連盟(ISU)公認大会。世界6カ国が男女シングル各2人、ペア1組、アイスダンス1組の4種目8人で争う。各種目優勝12点、2位11点…と与えられ、合計点で優勝国を決める。日本の他に米国、イタリア、フランス、カナダ、ジョージアが参加。SP、フリー(アイスダンスはリズムダンス、フリーダンス)ごとに区切り、総合順位は得点としない。
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