約400万円をかけた“本気の趣味部屋”がYouTubeで公開され、「すごい」「最高」「何回見ても素晴らしい」といった声が寄せられるなど注目を集めています。
投稿したのはYouTubeチャンネル「冬魚夏草【アクアリウム・ビカクシダ】」の冬魚夏草(とうぎょかそう)さん。アクアリウムは「自宅で飼える生態系」、ビカクシダは「生きる芸術品」をコンセプトに趣味に関する情報を発信しています。
今回の動画は、自宅の趣味部屋紹介。総額約400万円を投じたというこだわりの空間をアクアリウム、ビカクシダ、その他、こだわりポイントの順に見ていきます。
●アクアリウム
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1つ目は90センチのメイン水槽。八海石を用いた岩組水槽で、水草はほぼ入っていません。泳いでいるのはバリリウスをはじめとしたコイ科の熱帯魚たち。バリリウスは冬魚夏草さんが大好きな熱帯魚で、とてもお気に入りの水槽だそうです。
2つ目は60センチのLow水槽。日本の淡水魚を入れている水槽で、ほとんどが自分で採集したお魚たちだそうです(モツゴのふりをしているシルバーフライングフォックスは除く)。
この水槽のこだわりポイントは、底床にいろいろなサイズの砂利を入れて水流ポンプで流れを付け、アマテラス(照明の種類)で照らして自然の川っぽさを演出していることだそうです。
3つ目はコリドラスを愛でるための30センチ水槽。砂の中には淡水の舌ビラメが潜んでいます。
4つ目は、うっそうとした密林をイメージした60センチ水槽。陰性水草の間を小型の魚たちが泳いでいます。この水槽は、こちらのお宅で唯一CO2を添加している水槽とのこと。陰性水草しか入っていないので管理が楽で助かっているそうです。
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5つ目の水槽は現在は空っぽ。キャパオーバーで管理しきれなくなったためリセットしたそうですが、今後パルダリウム用の水槽を立ち上げる予定だそうです。
6つ目は45センチのスリム水槽。水は循環していますが、何も泳いでいません。病気や体調の悪い子を隔離して管理するために置いているそうです。
●ビカクシダ
水槽の上の空間にはビカクシダたちが並んでいます。知人に分けてもらったものもあり、色も形もさまざま。最近のイチオシはP.willinckii Moonlight(vp)だそうです。
現在ビカクシダを育てるスペースはいっぱいで増やすことはできないため、新しくお迎えするよりは株の育成を頑張りたいと話しています。
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●その他
その他のもので特に印象深いのは、この部屋のシンボルオブジェである本物の鹿角(ビカク)。ビカクシダは漢字表記で「鹿角羊歯」と書くそうで、たまたま山に登ったときに拾った鹿の角を加工して飾っているそうです。
冬魚夏草さんはカブトムシやクワガタの飼育にもはまっています。ケースの中にはムシキングでおなじみのレックスゾウカブト(旧:アクティオン)が。角が立派なネプチューンオオカブトやクワガタたちも披露してくれました。
●こだわりポイント
もともとアクアリウム、ビカクシダ、カブトムシ&クワガタを手掛けていたそうですが、冬魚夏草さんが趣味部屋を作ったのは引っ越しがきっかけとのこと。今使っている部屋は窓がないサービスルームで、日光や気温の管理がしやすいという利点もあるそうです。
ちなみにビカクシダが掛かっている壁は全部自作で、水槽台の色と合うように塗装しているとのこと。金具類はヴィンテージ感のあるゴールドで統一。コンクリート打ちっ放しっぽい壁紙を貼っているのもこだわりポイントで、無機質な感じが逆に有機質のものを際立たせている気がすると話します。
室温は隣のリビングのエアコンで管理しており、24時間365日、25度くらいになるようにしているそうです。電気代が気になりますが、水槽が多いとヒーターの電気代もばかにならず、ヒーターの故障などで事故ることも無いし、見た目もスッキリするのでエアコン管理を採用しているそうです。
好きなものを詰め込んだ冬魚夏草さんの趣味部屋。コメント欄には「何回見ても素晴らしい趣味部屋ですよね」「沼に引き込んでくれてありがとう」「私も規模は小さいながら、アクアリウムとビカクシダが好きで育成しているので、うらやましいなーと思いながら見させていただきました」といった声が寄せられています。
冬魚夏草さんはX(Twitter)、Instagramでも情報を発信中。別の日のYouTube投稿では、過去の趣味部屋の様子なども見ることができます。
画像提供:YouTubeチャンネル「冬魚夏草【アクアリウム・ビカクシダ】」
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