対抗TOB「日本企業の責務」=台湾への技術流出に懸念―ミネベアミツミ会長

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2025年04月16日 21:02  時事通信社

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インタビューに答えるミネベアミツミの貝沼由久会長=15日、東京都港区
 ベアリング大手ミネベアミツミの貝沼由久会長最高経営責任者(CEO)は16日までにインタビューに応じ、センサー大手の芝浦電子に対するTOB(株式公開買い付け)について、「日本企業としての責務だ」と語った。台湾企業からの「同意なき買収」に対抗し、「とがった技術を外国に流出させるべきではない」と懸念を示した。

 芝浦電子を巡っては、台湾電子部品メーカーのヤゲオが2月、同意を得ないまま5月7日に1株4300円でTOBを始めると発表した。これに対し、ミネベアは今月23日から1株4500円でTOBを開始する計画だ。

 貝沼氏は、対抗TOBは芝浦電子の要請に基づくものとした上で、温度センサーなどに強みを持つ同社を「優良企業」と評価。自社の半導体などと組み合わせた製品開発や、海外への販路拡大による相乗効果に期待感を表明した。また、買収後も現経営陣を続投させる考えを示した。 

このニュースに関するつぶやき

  • 電磁鋼板みたいに特許を取る(特許内容を公開する)と模倣の難易度が下がるような技術なんかもあるから日本政府は技術の海外持ち出しを制限させないとだよな。漏らす奴多過ぎるけど
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