<バスケットボールBリーグ1部(B1):千葉J85−79宇都宮>◇16日◇第32節◇ららアリーナ東京ベイ
前節に2年連続4度目の東地区優勝を決めた宇都宮ブレックスが宿敵・千葉ジェッツに敗れ、連勝が5で止まった。最大12点のリードを守れずに逆転負け。チャンピオンシップ(CS)に向けて、課題を残した。
ジーコ・コロネルヘッドコーチ(HC)代行は「千葉さんがハードにプレーした。守備も激しかったし、トランジション(素早い攻守の切り替え)にも積極的だった」と振り返った。渡辺雄太が戦列復帰も、富樫勇樹をケガで欠く千葉Jに勝ちきれなかった。
今季のリーグ戦は対戦成績1勝3敗で終了。敵地のららアリーナ東京ベイでは3連敗を喫した。CSでも対戦する可能性を指摘されたコロネルHC代行は「千葉さんとCSで戦う時は宇都宮か横浜」と話し、「お互い、全員が健康な状態でやれれば良いと思います」と受けて立つ姿勢を見せた。
収穫もあった。第2クオーター(Q)に22歳の小川敦也が躍動し、2得点3アシスト1スチールをマーク。千葉Jとの試合では自己最長の13分25秒をプレーし、宿敵相手にも十分に通用する事を証明した。ビッグラインナップ(ビッグマン3人配置)も随所で試し、インサイドの強い千葉Jに負けず、プレッシャーをかける手段も獲得した。
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千葉Jが東地区2位の位置をキープすれば、CSで当たるとしてもセミファイナル以降。昨季はクオーターファイナルで負けているだけに、CS初戦で戦う事は避けられる。ただ、いずれにしてもファイナルを制するには乗り越えていかないといけない相手。この日の敗戦をCSに生かしたい。【沢田啓太郎】
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