
車好きから高い人気を誇る、トヨタ100系チェイサーを所有するサブリンさん(@saburin515)。
この日、駐車場に置いてある愛車を確認したところ、不審なマーキングに気づいたという。
「2週間乗らないとこういうことね。狙われている…。さすがに動かそう」
そうつぶやき、砂利が敷き詰められたガレージに停めた愛車のタイヤと、マフラーの写真をX(旧Twitter)に投稿。
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タイヤの前には、明らかに周りの砂利よりも一回り大きな石が置かれており、マフラーの中にも不自然に「石」が入れられている。
サブリンさんの投稿に対し、「置き石ならまた来ますね」「石ってのが悪質ですね。気づきにくい」「窃盗団に狙われてる車はこうなります」といった声が多数寄せられた。
これまでにも数回「外国人」の名刺が
サブリンさんにお話を聞いたところ、これはいわゆる「自動車盗難」の下見(マーキング)で間違いないという。
「マフラーやタイヤの前に置いた『石』が動いてなければ、所有者がこの車両に乗っていない、ということが確認出来ます。実はこれまでにも数回、車に不審な名刺が置かれていたことがありました。
名刺は、県外で貿易業をしているという外国人のものでした。犯人に心当たりはありませんが、過去の状況からも、今回のマーキングも外国人窃盗団の可能性が考えられます」(サブリンさん)
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不要な車両じゃない!とアピールすることも大切
今回はたまたま、2週間ほど愛車に乗らなかったそうだが、「やはり普段から車を動かしている方が防犯対策にはなると思います」と、サブリンさん。
「すでに盗難対策として、GPSやハンドルロックは装着しています。また、私が駐車しているのは人目の着く場所ではあるので、ご近所の方に、怪しい人物や県外ナンバーの車に乗った外国人を見かけた際は知らせてもらえるよう、お願いしています。
さらにベストなのは、防犯カメラの設置、車両にセキュリティを施工する、車両を動かすことによって持ち主は乗っている・不要な車両ではない、とアピールすることかと思います」(サブリンさん)
複合的な防犯対策を
警察庁の公式HPによると、最近の自動車盗難の傾向として、新しい年式の車の他、サブリンさんの愛車のような、「西暦2000年以前に製造された古い型式の車」が盗まれているという。
「誰もが、”自分の車も狙われているかもしれない”という防犯意識を高めることが大切だと思います。また、警察には、車両盗難事件の捜査や取り締まりをもっと強化して頂きたいです」(サブリンさん)
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自動車盗難の防犯対策として、警察庁は、ハンドルロックやホイールロックなどの盗難防止機器に加え、防犯ステッカーの貼り付けやセンサーライト、防犯カメラの設置など、複合的な対策を推奨している。
(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・はやかわ リュウ)