インテルを率いるシモーネ・インザーギ監督 [写真]=Getty Images チャンピオンズリーグ(CL)・準々決勝セカンドレグが16日に行われ、インテルはバイエルンと2−2で引き分けた。この結果、2戦合計スコアは4−3となり、インテルの準決勝進出が決定。試合後、インテルを率いるシモーネ・インザーギ監督が、『UEFA.com』を通して喜びの声を口にした。
インテルは敵地開催のファーストレグを2−1で制し、大きなアドバンテージを手にして本拠地『ジュゼッペ・メアッツァ』に帰還。セカンドレグは、スコアレスで折り返した後半立ち上がりの52分、イングランド代表FWハリー・ケインに均衡を破られたが、失点からおよそ6分後、今度はインテルの“エースストライカー”であるアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスが、左コーナーキックから同点ゴールをゲット。2戦合計スコアで勝ち越しに成功した。
このゴールで勢いに乗ったインテルは、直後の61分にもセットプレーからフランス代表DFバンジャマン・パヴァールが逆転ゴールを記録。76分には元イングランド代表DFエリック・ダイアーに1点を返されたものの、試合はこのままタイムアップ。この結果、インテルはファイナルまで進出した一昨シーズン以来となる準決勝進出を決めた。
試合後、インザーギ監督は「スタジアムに駆けつけた多くの我々のファンの前で、強豪チームと対戦し、素晴らしい夜を過ごすことができた。ファーストレグを含めて、2試合ともに素晴らしいプレーを見せ、持てる力を全て出し切れたと思う。選手たちに賛辞を送る」と、チームが見せたパフォーマンスを称賛。「この勝利を世界中のインテルファンと分かち合いたい。多くの感動を与えてくれてありがとう。今シーズンも残りわずかとなってきたが、共に前進していきましょう」とファン・サポーターへの感謝も述べた。
また、対戦相手については「バイエルンはインテンシティを1度も緩めなかった。だが、我々もできる限りの反撃を見せられた」と言及。「この夜の記憶は、長らく我々の心に刻まれる。これまでの努力が報われた気分だ」と喜びを露わにすると、「力のあるチームと対戦し、勝利することができた。素晴らしい選手たちに恵まれた私は幸運だ。彼らは努力と犠牲を払い、日々を過ごしている。ピッチ上で見せてくれた彼らのプレーに、心から祝福を送るよ」と、選手たちを称えた。
準決勝のファーストレグは29日、セカンドレグは5月7日に行われ、勝利したインテルはバルセロナと対戦する。
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