“奇跡の逆転突破”は実現ならず…レアル指揮官、胸中を吐露「勝負はあの第1戦で決まってしまった」

0

2025年04月17日 09:03  サッカーキング

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

サッカーキング

レアル・マドリードを率いるアンチェロッティ監督 [写真]=Getty Images
 レアル・マドリードを率いるカルロ・アンチェロッティ監督がアーセナル戦を振り返った。16日、スペイン紙『マルカ』がコメントを伝えている。

 チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝・セカンドレグが16日に行われ、レアル・マドリードはホームでアーセナルと対戦した。敵地開催のファーストレグでは0−3の敗戦を喫したレアル・マドリード。この試合は立ち上がりから攻勢を強めて主導権を握るが、65分にブカヨ・サカから先制点を奪われてしまう。2分後、相手のミスを突いたヴィニシウス・ジュニオールが同点弾をマークしたものの、後半アディショナルタイムにはガブリエウ・マルティネッリに劇的な勝ち越し弾を献上。結局、セカンドレグも1−2で敗れ、2戦合計1−5で準々決勝敗退が決まった。

 試合を振り返った指揮官は、「試合の流れを変えるためには、与えられたPKが取り消されたような、何かしらポジティブな出来事が必要だった。そうした出来事があれば、より自信を持ってプレーできたかもしれない」とコメント。続けて、「ファーストレグの試合展開を変えることができなかった。勝負はあの第1戦で決まってしまった」と悔しさをにじませた。

 また、対戦相手については、「正直に言えば、2試合を通じてアーセナルがふさわしい結果を出したし、準決勝に進むに値する」と称賛。「サッカーには2つの側面がある。喜びの瞬間はこれまで何度も経験してきたが、今回のような悲しい瞬間にも同じように向き合う必要がある」と述べつつ、「私たちは他のチームに比べてこうした経験が少なかったかもしれないが、これを乗り越えることで次の試合でより良くなれるはずだ」と見解を示している。

 一方で残りのシーズンに対しては、「今はラ・リーガに集中している。状況は不利だが、バルセロナとの直接対決もあるし、コパ・デル・レイ決勝、クラブワールドカップも控えている」と説明。「これらをうまく乗り越えなければならない。私たちが普段慣れていない、しかし確かに存在する“もう1つのサッカーの側面”をどう扱うかが問われる。今は頭を上げて、この敗戦から学ぶ時だ」と語った。

【動画】レアルvsアーセナルのハイライト!




    ニュース設定