
2歳のお子さんを育てる「もみじ」(@akkaagnue)さんのXへの投稿が話題になりました。それは、旦那さんがもみじさんの裁ちばさみ(布や生地を裁断するハサミ)で、段ボールを切ろうとしたから、絶叫してしまったというポストでした。
もみじさんは、子ども服やコスプレ衣装などをつくっていて、裁ちばさみは大切な道具です。旦那さんが段ボールを切ってしまう前に止めることができましたが、絶叫したもみじさんに旦那さんが驚いていたので、裁ちばさみで紙を切ると刃こぼれしてしまうことを説明しつつ、「そんなこと知らないだろうからしょうがないけどさ…」とつぶやきました。
すると「こんなに切れそうなのに紙でも刃こぼれしちゃうの!?聞いて良かった〜」と旦那さん。コメントを見ると、裁ちばさみで紙を切ってはいけないことを知らない人が多いようです。
「これ、旦那にやられて私がブチ切れたら『紙を切ったくらいで刃毀れしないって〜wどんだけ安物だよ』と言われた 昔から使ってる✂で裁縫専門店で、それなりの値段で買った物だわ」
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「これは叫ぶww 私はカーペット捨てる時に使われて使い物にならなくなったので新しいの買いました(´;ω;`)」
「洋裁学校に行ってた私の母は、祖父が裁ちばさみでスルメを切ったことを深く恨んでいます。もう祖父がなくなって20年ほどになりましたが、昨日のことのように恨んでいます。それくらいのことですよね」
「建築現場の職人ですが道具をちゃんとしている人達は『他人から刃物は借りない』が普通です 刃こぼれしたら大変ですからね」
「母が洋裁してたので小さい頃から言われました 道具次第で作業のやりやすさは全然違うので、道具の管理や用途の約束事は大事 散髪鋏もですよね」
リプライには、裁ちばさみに限らず、ハサミには専門があることが語られました。砂浜さんも「リプ欄の報告を見ていると事故が多発してたので、家族が趣味や仕事で使っている刃物や工具は一言本人に声をかけてから使って欲しいです! 専門的な刃物や工具を使っている人なら切りたいものに合った他の刃物や工具も持っていることが多いと思うので!!」と話しています。
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裁ちばさみとほかのハサミは何が違う?
裁ちばさみとほかのハサミは何が違うのでしょうか。包丁や裁ちばさみなどの刃物を製造・販売する貝印の担当者さんに教えてもらいました。
――裁ちばさみと文具などのハサミにはどんな違いがあるのですか?
裁ちばさみは、細い繊維や柔らかい布も挟み込まずに切れるよう、鋭利な刃がついています。文具はさみと比べて、刃渡りが長いため布をスムーズに裁断できるように設計されています。ハンドルも文具はさみと比べると大きいです。
いっぽう文具はさみは、紙やその他の一般的な素材を切るように設計されており、刃は裁ちばさみほど鋭利ではありません。刃渡りは比較的短く、ハンドルも裁ちばさみと比べると小さ目で細かい作業に適しています。
――使い勝手に合わせたハサミになっているのですね。裁ちばさみで紙を切ると切れなくなってしまうのはなぜですか?
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紙は品質を良くするために、木材パルプ以外にも填料と呼ばれる鉱物の粉末が含まれています。刃の鋭利な裁ちばさみで紙を切ってしまうと、鉱物粉末により細かな刃こぼれがおき、布が切れにくくなってしまいます。
――なるほど! 文具のハサミでは逆に布は切れませんね。
文具用はさみで糸や布が切りにくいのは、裁ちばさみより刃が鋭利ではないため、糸や布の繊維をはさみが嚙み込んでしまうことがあるからと考えられます。
――切れなくなってしまったハサミはどうしたら良いのでしょう。
場合によりますが、購入店様や販売店様によって研ぎなおしの等の対応をされていることもありますので、相談をしてみていただくことをお勧めいたします。
――裁ちばさみで紙を切らないということ以外に、使い方で注意すべきことはありますか?
まずは落とさないことです。落としてしまうと動きが悪くなったり、刃が欠けたりしてしまいます。また、使い終えたら糸くずや汚れなどを乾いた布等で拭き取ってから保管を頂くと錆びの予防になります。
――糸くずがついたままは良くないのですね。
正しく使っていただくと切れ味が長続きしやすく、錆びにくく使っていただけます。弊社の公式オンラインサイトでも取り扱っておりますので、ご興味あるかたはぜひお手に取って頂ければと思います。
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貝印裁ちばさみ「#7000シリーズ」のこだわりポイント
1.切れ味と耐久性に優れた刃
刃には、切れ味と耐久性に優れた「モリブデン・バナジウムステンレス鋼」を採用しています。独自の刃付け技術により、繊細でスムーズな切れ味を実現しており、長期間使用しても切れ味が持続します。
2.手馴染みの良いハンドル
ソフトエラストマー樹脂を使用しており、長時間の作業でも疲れにくくなっています。
3.信頼性のあるネジ機構
ハサミの要となるネジ部分は、緩みがでないダブルナットネジを採用しています。
4.製品品質
コンピュータによるプログラム制御と熟練職人の手作業を融合させ、一丁一丁丁寧に国内の工場で製造しています。
(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・太田 浩子)