
人気の超大型犬、バーニーズ・マウンテン・ドッグの男の子、ブラウニーくんと暮らしていた飼い主、ブラウニー(@Brownie0904)さん。
大型犬は平均寿命が10〜12歳と言われ、「9歳までは老犬、10歳からは神様の贈り物」と言われている。
しかし、ブラウニーくんは大きな病気を患い、今年の3月、わずか5歳5ヶ月の若さで旅立った。
大きな悲しみを抱えていた飼い主さんだったが、ある日、自宅前で2人の見知らぬ女性から、思いも寄らないことを知らされたという。
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「いつも庭先にいたバーニーズは…?」
「今日、見知らぬ女性2人が家の前で、『いつも庭先にいたバーニーズは?』って聞いてくれた。お空に旅立ったことを伝えると一緒に悲しんでくれた。『通る時に手を振ったら尻尾を振ってくれてたんです』。そう聞いて涙が出てきたよ。こんな素敵な友達ができてたのかい」
X(旧Twitter)にそう投稿したブラウニーくんの飼い主さん。子犬の頃から一緒に暮らしてきた飼い主も知らなかった「愛犬の姿」に、多くの温かい声が寄せられた。
まさか愛犬がそんなことをしていたなんて…
「人気者だったんだろうね」
「ワンコがもたらしてくれる絆は素晴らしいです」
「他にもいるんでしょうね、手を振ってくれた人や尻尾を振ってもらった人」
多くのリプライに対して、「わざわざ車から降りて声をかけてくださったんです。お2人も大型犬の飼育経験があったようで、一緒に泣いてくださいました」「まさかブラウニーがそんなことをしていたとは思いも寄らず、嬉し泣きしてました」「よくお外に出せって言ってたのは、お友だちに会うためだったんですねきっと」と、返信していた飼い主さん。
「たくさんの人に愛されていた愛犬」について、お話を聞いた。
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知らない「おじさん」のお友だちも
ーーお2人はブラウニーくんのことをどんな風におっしゃっていたのですか?
「愛嬌のある子だったので、ご家族から愛されているのが伝わってきた、とおっしゃってくださいました。私がブラウニーの病気を治してあげられなかった後悔について話すと、ブラウニーは私(飼い主)の側にいられただけで幸せだった……と心温まる言葉をくださいました」
ーーブラウニーくんはどんなわんちゃんだったのですか?
「とってもマイペースで、車でのお出かけが好きでした。車でドッグランに行くと、ランの中ではあまり他の犬と遊ばずに匂いを嗅いで回っていました。でも他の犬が苦手なわけではなく、お散歩の時なんかは、すれ違う犬みんなに挨拶をしていました。
実は亡くなる前日、弱ってきたブラウニーを庭先で撫でていると、『今日は撫でてもろてんのかー』と知らないおじさんが声をかけてくれました。もうごはんを食べられてなくて最期が近いかもしれない……と私が涙ながらに伝えると、『庭に入って撫でてええか』と言ってくださいました。『いつも散歩で通るんや。ようしゃべっててん』とブラウニーを撫でてくれました。涙がいっぱい出ました。たくさんの人に愛される子でした」
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多くの反響に対して、「犬を飼ったら人との繋がりが増えました」とポストしていた飼い主さん。
「ブラウニーがいてくれたから、たくさんの場所に出かけました。あの場所を一緒に歩きたい、ちょっと足を伸ばして桜を見に行こう、海まで行ってみよう、SNSで見た犬も入れるカフェに行ってみよう!と、週末の度にお出かけを計画するようになりました。おかげで、出先で知り合ったお友だちも増えました。大人になると新しい出会いはなかなかないので、繋がりが広がったのはブラウニーのおかげです」(ブラウニーくんの飼い主さん)
故人を想う度、極楽にいる人に花が降る…という優しい説がある。ブラウニーくんの周りにもきっとたくさんの花が降り注いでいることだろう。
(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・はやかわ リュウ)