チェルシーを率いるマレスカ監督 [写真]=Getty Images チェルシーを率いるエンツォ・マレスカ監督が、ファンたちへのサポートを要求した。16日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。
2022年5月に現在のオーナー体制になって以降のチェルシーは、プレミアリーグで12位、6位と低迷していたが、昨夏にマレスカ監督が就任した今季は一時は首位に迫る2位につけるなど好転。2025年に入ってからは負傷者の影響もあり、調子を落としてしまったが、現在はチャンピオンズリーグ(CL)圏内となる5位マンチェスター・シティと勝ち点1差の6位となっており、3シーズンぶりのCL出場を目指している。
そんななか、13日に行われたプレミアリーグ第32節のホームでの18位イプスウィッチ戦は2点を先行されると、一部のファンからチームに向けて野次が飛ぶ事態に。最終的に追いついて勝ち点1を獲得したものの、CL出場圏内から後退したことで、GKからの繋ぎで度々ピンチを招くこともあるマレスカ監督の戦術方針にも批判が集まる状況となっている。
昨夏に就任してから、なかなかファンとの信頼が築くことができていないマレスカ監督は、自身のスタイルでファンを楽しませることができるかと聞かれると、「まず第一に100パーセントだ。それに私は他のスタイルをすることはできないからね」と語りながら、サポートを呼びかけた。
「ファンの応援があれば、私たちはより良いチームになれるというメッセージだ。チームとしてファンを魅了しなければならないことは完璧に理解している。日曜日の試合では特に20〜25分でそれができなかった。ファンを魅了するだけの力を発揮するのも私たち次第だ」
「外から見ると分かりにくい部分もあるが、今シーズンは(成長していると)証明できていると思う。過去2年間、チェルシーは一度もトップ4に入ったことがなかった。今シーズンは大半でトップ4に入っていた。私は昨シーズンも、一昨年もここにいなかったから、それらのシーズンを批判するつもりはないが、その理由は分からない」
「しかし、ファンは私たち、チーム、そしてクラブの今の動きを信頼する必要があると思う。過去2シーズンではトップ4に入れなかったのに、今シーズンはほとんどトップ4にいたことはチームが成長して、正しいことをしているからだ。それが私にとって十分かって? そんなことはない。なぜなら、私はタイトル獲得、プレミアリーグ、そしてチャンピオンズリーグ制覇を目指して戦っているからね」