どこかに“異変”がありそうな通路です。引き返しますか?それとも、進みますか?
Xユーザーの「田仲アナコンダ」さん(以下、「田仲さん」)が迷い込んだ、とある駅の地下通路が、大ヒットゲーム「8番出口」のステージのようだと話題を呼んでいます。
「8番出口」は2023年11月に発表されたゲーム。無限に続く地下通路に閉じ込められてしまったプレイヤーが、通路内の“異変”を探しつつ、8番出口からの脱出を目指す、という内容です。
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田仲さんがこのほどXに投稿した地下通路の画像は、そんな「8番出口」のステージを彷彿させます。
どことなく不気味な雰囲気が漂う、殺風景な1本道。突き当りは壁で、ゲーム同様左に曲がることができるようになっています。
この日、大阪の中之島美術館で開催中の「大カプコン展」に向かう途中だったという田仲さん。初めて降りた大阪メトロ四ツ橋線の肥後橋駅で迷子になって、たどり着いたのが、この通路だったと話します。
「8番出口」はゲームです。しかし登場する無限の地下通路には、「どこかにありそう」感が漂っているのもまた事実。
筆者も田仲さんが投稿した画像を見た瞬間、少しだけゾワッとしました。現実の通路が持つ薄暗さと不穏な気配も相まって、ついつい壁や床に“異変”を探してしまいます。
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さらに田仲さんの投稿によれば「急に案内板が消えて、“ここ”に出た」とのことで、かなり不意打ちで地下通路と遭遇したようすです。案内板が消える、というのがまた、“異変”感があってヒヤリとしますね。
初めての駅でリアル8番出口に遭遇した田仲さんに、詳しくお話をうかがってみました。
−− 「8番出口」のように角を曲がったらこの光景だった、という感じでしょうか?
曲がったらこの通路が目の前に広がっていたように思いますが、本当に迷子になっていて焦っていたので、実際は違うかもしれません……個人的にはまさにあのゲームのように曲がった途端……と感じました。
−− 焦ってる状況でこの通路に遭遇するのは本当にびっくりしますね……通路を目の当たりにした瞬間の卒直な心境をお聞かせください。
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「やばい!!!!!!!!!終わった!!!!!!!!!」と思いました。比喩でなく一気に冷や汗が出てきたのを思い出します……。
実際その時に友人に送ったLINEが、その時の気持ちと焦りを表しています。
田仲さん:ごめん、迷ってます
田仲さん:やばいかも
田仲さん:(通路の画像をアップ)
−− 「やばいかも」の5文字が生々しいですね……この通路、他に誰もいないので“本物”感が強く不気味なのですが、ためらわずに進むことができたのでしょうか?
はい、進みました。
なぜなら、その時は友人との待ち合わせをしており、その待ち合わせ時間にギリギリでかなり焦っていたからです……「とりあえず進まないとどうにもならない」と思ってとにかくまっすぐ進みました。
−− ちなみに初見で分かる異変はありましたか?
異変はないと信じて進みましたが(笑)、あの通路を見た瞬間、一気に非日常な雰囲気になりましたね……。
−− 突き当りを曲がった先はちゃんと出口でしたか?
突き当りを曲がると、ゲームのEDのような階段になっていて、地上に出れたように思います。そこから無事に大カプコン展に着きました!
ゲームみたいな体験をして、ゲームの展示を見るという貴重な体験ができました
−− 結果的には嬉しい出来事だったんですね!
* * *
リアリティ溢れるグラフィックによって、プレイヤーを生々しい恐怖へと引きずり込んだ「8番出口」。
今回田仲さんが遭遇したのは本物ではなかったようですが、もしかしたら、日本のどこかにまったく同じ通路があるかも知れません。
「異変を見逃さないこと。異変を見つけたら、すぐに引き返すこと。異変が見つからなかったら、引き返さないこと」
1人で駅の地下通路を歩くときは、この合言葉を忘れないようにしたいですね。
<記事化協力>
田仲アナコンダ(@aaaaanakonda)
(ヨシクラミク)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By YoshikuraMiku | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025041710.html
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