対日投資ペース「緩めず」=1〜3月期の純利益60%増―台湾TSMC
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2025年04月17日 20:02 時事通信社

熊本県菊陽町の第2工場予定地=1月19日撮影 【台北時事】半導体受託生産世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の魏哲家会長兼最高経営責任者(CEO)は17日の決算説明会で、「日本での投資ペースを緩めない」と強調した。併せて、熊本県菊陽町の第2工場は今年中に着工する計画を改めて示した。
魏氏は3月、米国でトランプ大統領と共同記者会見した際に1000億ドル(約14兆3000億円)の対米追加投資を表明。日台など他の投資先に影響が及ぶという見方が出ていた。同社は今年の設備投資額について、380億〜420億ドルとした当初計画を維持する。
TSMCが17日発表した2025年1〜3月期決算は、純利益が前年同期比60.3%増の3615億台湾ドル(約1兆5900億円)で、売上高は41.6%増の8392億台湾ドルとなり、いずれも同四半期として過去最高を更新。人工知能(AI)関連の半導体需要が大きく貢献した。
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