NGT48清司麗菜 走り高跳び男子の長谷川直人にインタビュー 「人間としての強さを感じた」

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2025年04月18日 07:00  日刊スポーツ

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世界選手権出場を目指す長谷川選手、応援しています!!

<NGT48スポーツコラム>



NGT48のメンバーが新潟のアスリートやスポーツ関係者を取材する連載コラム「NGT48スポーツコラム」。今回は清司麗菜(23)が、陸上走り高跳び男子で今年の世界選手権(9月13日〜21日、東京・国立競技場)への出場を狙っている長谷川直人選手(28、サトウ食品新潟アルビレックスRC)を取材しました。


   ◇   ◇   ◇


厳しい寒さを乗り越え、春の兆しが感じられる季節。新潟医療福祉大を訪れると、そこには新潟を拠点に世界を目指す男性がいた。陸上走り高跳びの長谷川直人選手。新潟県出身で、母校の新潟医療福祉大の職員をしながら日々練習を重ねている。


7月の日本選手権で上位に入り、世界選手権に出場権することが今年の大きな目標。「普段からライバルたちと連絡を取り合っています。より良い跳躍をしようと情報交換をして練習の参考にもするんです。試合でも他の選手がいい跳躍をすると、自分のことのようにうれしくなります」。私が取り組んでいるスケートボードもお互いをたたえ、応援し合う。そのカルチャーに近いものを感じた。


陸上には40以上の種目がある中、走り高跳びを選んだ理由は「楽しかったから」。シンプルな言葉だが、継続する上ですごく大切なこと。自己ベストは21年にマークした2メートル26。「3年間クリアできていないんです」。ただ「いつでも跳べる感じ」。1日練習して何も成果が出ない日だってある。「ダメだった理由が分かれば、次に良くするための手段になる。翌日にはプラスの感情になっています」。より楽しむ方法をずっと探している。


走り高跳びは1回の高さで3度の試技に挑戦できる。1、2度目で失敗し、3度目に挑戦する時の心境を尋ねると、返ってきたのは意外な答え。「緊張はしないです。2度失敗しても跳べば競技は続くので」。その言葉からアスリートとしてだけでなく、人間としての強さを感じた。


世界へ羽ばたく準備はできている。世界選手権の先に見据えるのは、28年のロサンゼルス五輪だ。(NGT48 清司麗菜)


◆清司麗菜(せいじ・れいな)2001年(平13)4月19日生まれ、埼玉県出身。15年に1期生としてNGT48に加入。18年4月に研究生から正規メンバーに昇格。23年の「AKB48グループ歌唱力No・1決定戦」のユニット戦で優勝、24年は個人で5位。趣味はスケボー、筋トレ。血液型O。

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