「男なら一日3回射精して」ひと回り年下の妻と結婚した男性、40代の心身にこたえた過酷すぎる妊活の日々

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2025年04月18日 09:20  日刊SPA!

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DVに苦しんでいるのは女性だけではない! 男女の価値観が大きく変容するなか、男性の被害も深刻化している。なぜか? 今回、心身を蝕まれながらも弱音を吐けない男たちの心の叫びに耳を傾けた。
◆過酷だった妊活生活

5年前に一回り下の妻と結婚した小杉泰貴さん(仮名・48歳・営業)。昨年、念願の第1子が生まれたものの、過酷だった妊活生活をこう振り返る。

「妻は強い出産願望がある一方で婦人科系の病気で妊娠しにくい体質でした。不妊治療を受け、妊娠しやすい日がわかると『協力して』と真剣な眼差し。もちろん、自分も子供は欲しかったので40代の体にはこたえると思いながらも、できる限り協力しました」

一方で結果が出ないことに焦る妻の行動は熱を帯びる。

「熱湯は精子に悪いから冬場でもぬるま湯でシャワーを浴びるよう言われたり、高額の亜鉛サプリを飲まされたり……。正直、さすがにしんどいと思うときはありました。『男なら一日3回は射精して!』と言われたのはプレッシャーでした」

◆「妻に恐怖心を抱いていた」

妊娠しやすい時期に出張が重なると「お互いの年齢もあるし機会をムダにしたくない」と同伴も辞さなかった。

「当時はDVとまでは思いませんでしたが、あの頃、妻に対して恐怖心を抱いていたのは事実。幸い妊活に成功したからよかったものの、あのまま続いていればどうなったのか。あまり考えたくはないですね」

愛や望みが一致していても、一歩間違えれば互いを傷つけてしまう危険性はあるようだ。

◆暴力的な妻と離婚する方法

もし自分がDV被害に遭い、離婚を真剣に考え始めた場合、どう動くべきか。DVに詳しい弁護士・堀井亜生氏が語る。

「勘違いしている人が多いので、先に言っておきたいのが、浮気などの証拠がなくても『夫婦生活の破綻』を証明できれば離婚はできます。そのための証拠に日々メモをしている人が多いですがそれでは不十分です。有効なのは録音や罵詈雑言が書かれたLINEのスクリーンショット。特に複数あればDVやハラスメントの常態化が証明できます」

男性のDV被害者の場合、住み慣れているからと避難先や離婚後の住所を妻の住まいの近くにしてトラブルになるケースもある。

「離れるときは生活圏を変えることが重要。また、なかにはどうせ離れてもしつこく追ってくるのでは?と不安がる人もいますが、女性加害者の場合は案外深追いしてきません。物理的に距離を取るというのは想像以上に効果的なんです」

◆気になる子供の親権問題は?

また、離婚に際して子供の親権を取れるのか悩む男性は多いが……。

「育児の実績、安定した収入などを証明できれば男性でも親権は取れます。ただ、これまで育児を妻任せにしていた場合、逆転は相当難しい。加害者である妻のもとに子供を住まわせるのが不安という場合は児童相談所への相談も併せてしておきましょう。また、離婚時に慰謝料を狙う男性もいますが、モラハラでの慰謝料はやや難しい。金銭的な利益より離れるメリットが大きいと考えましょう」

DV被害に悩んだら経験豊富な弁護士に相談するのも手だ。

【弁護士 堀井亜生氏】
中央大学法学部卒。堀井亜生法律事務所代表。DVや離婚問題に特に詳しく、取り扱った離婚事例は2000件超

取材・文/週刊SPA!編集部

―[[男のDV被害]の実態]―

このニュースに関するつぶやき

  • 夢のスタリオン生活を手に入れた漢!むしろご褒美ですよねwww
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