
2024年4月、「Tポイント」とSMBCグループの「Vポイント」が統合し、新しい「Vポイント」が誕生しました。Vポイントになじみのない人は、実はお得にためられる機会を逃しているかもしれません。
そこでこの記事では、普段の生活の中でVポイントを効率良くためる方法と、Vポイントのお得な使い方を紹介します。
●Vポイントはどうやってためるの?
Vポイントは、全国のVポイント提携先や世界のVisa加盟店で「ためる」「使う」ことができるポイントです。たまったポイントは1ポイント=1円分として利用できます。
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一般的なため方は、Vポイントの提携店で会計前にモバイルVカードかVポイントカードを提示してVポイントをためます。Vポイント提携店は、ファミリーマートやエネオス、ウエルシアなど、実店舗だけでも全国に16万店舗以上(2024年7月末時点)あります。
インターネットショッピングやインターネットサービスでも、ためることができます。Vポイントの提携先以外でも、「Vポイントモール」を経由するとVポイントをためることができます。
カード決済でもためることが可能です。クレジットやプリペイドカードなど、決済機能が付いたVポイントカードで買い物をすると、提携先の店舗で付くポイントと、決済金額に対して付くポイントの二重取りができます。
●Vポイントをお得にためるには?
ここでは、ポイント還元率を上げて効率良くポイントをためる方法を紹介します。
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まずはVポイントがたまりやすい「三井住友カード」への加入です。三井住友カードはゴールドカードやプラチナプリファードなど種類がたくさんありますが、最初は年会費無料の「三井住友カード(NL)」がよいでしょう。
通常の利用では0.5%の還元率ですが、次に紹介する方法によって還元率を上げることができます。
1.対象店舗で還元率最大7%に
セブン-イレブン、ローソン、マクドナルド、ケンタッキー、吉野家、サイゼリヤ、ガスト、ドトールコーヒーなど20店舗以上のチェーン店で、対象の三井住友カードでタッチ決済をすると還元率が5%になります。
さらに、三井住友カードをスマートフォンに登録し、スマホでのタッチ決済で支払うと還元率が7%にアップします。
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2.「Olive」に加入・利用してポイントアップ
「Olive」は、SMBCグループの複合金融サービスです。1つのアカウントで銀行、クレジットカード、証券、保険などのさまざまな金融サービスを利用することができます。
Oliveに加入すると、カード1枚でキャッシュカード、クレジットカード、デビットカード、ポイント払いの4つの機能を兼ねる「Oliveカード」が届きます。Oliveをスマホに登録して対象店舗でタッチ決済をすると、Oliveの追加特典でさらにポイント還元率を上げることができます。
3.SBI証券のクレカ積立でVポイントをためる
Vポイントは、投資信託の積み立てでもためることができます。SBI証券での投資信託の積立購入に三井住友カードのクレジット決済を選ぶことで、積立額に応じたVポイントがたまります。
新NISAのつみたて投資枠でも利用することができ、月10万円までの積み立てが可能です。
ポイント還元率は、カードのランクや年間の利用額によって異なります。年会費無料の三井住友カード(NL)は還元率0.5%ですが、2年目からは条件が加わり、年間利用額が10万円以上でないとポイントが付与されません。年間利用額にはクレカ積立は含まれないので注意が必要です。
そのため三井住友カードを日常的に利用しながら、クレカ積立をするのがよいでしょう。毎月自動的にポイントがたまるので「ポイ活」がはかどります。
●Vポイントをお得に使うには
Vポイントをそのまま提携店舗で1ポイント=1円として使うのが一般的な使い方ですが、ちょっとした裏技でそれ以上の価値で使うことができます。その裏技とは、「ウエル活」でおなじみのウエルシアで、毎月20日の「お客様感謝デー」に買い物をすることです。
「ウエル活で使えるのは、WAON POINTじゃないの?」と思った人もいるでしょう。実はVポイントは「WAON POINT」に等価で交換できるのです。WAON POINT以外は交換レートが落ちるので、VポイントとWAON POINTは相性が良いといえます。
VポイントをWAON POINTに交換した上で、毎月20日に開催しているウエルシアお客様感謝デーでの買い物に200ポイント以上のWAON POINTを使うと、WAON POINTを1.5倍の価値で利用できます。つまり、WAON POINT1万円分で1万5000円の買い物ができるということです。
●まとめ
Vポイントのポイントアップ対象店をよく利用する人は、三井住友カードをスマホに登録して、タッチ決済することで、7%という高還元率でポイントをためることができます。
ためたポイントは国内だけでなく世界のVISA加盟店でも利用できるので、使い道に困ることはあまりないでしょう。さまざまなシーンでためて使えるVポイントを、ポイ活に取り入れてみてはいかがでしょうか。