写真 アメリカ発のミリタリーウェアブランド「アルファ インダストリーズ(ALPHA INDUSTRIES)」が、2025年秋冬コレクションを発表した。ブランドの方針転換に伴うTSIホールディングスとの日本国内の独占販売代理店契約およびライセンス契約締結後、初となる同コレクション。日本企画のアイテムのほか、現代のカジュアルウェアにマッチするユニセックススタイルを提案する。今年秋から、卸や直営店舗、公式オンラインストアで順次取り扱う。
アルファ インダストリーズは現在、ファッション業界におけるリポジショニングの取り組みをグローバルで展開。この取り組みでは、軍事請負企業としてのアイデンティティと、世界中でファッションアイテムとして着用されてきた歴史を見つめ直し、1959年から続くブランドのレガシーに光を当てながら、現代のファッションシーンにおける地位の確立を目指している。それに伴い、日本市場をよく知る企業として、TSIホールディングスと日本国内の独占販売代理店契約およびライセンス契約を締結。また、新たにSakas PRがPRを担当し、クリエイティブのサポートも行っている。
2025年秋冬コレクションでは、日本独自の企画として、「アルファ MA-1 フライトジャケット ジャパンスペック(ALPHA MA-1 FLIGHT JACKET JAPAN SPEC)」を展開。ブランドのアイコニックなMA-1をベースに、ピンクやブルー、イエローなど新たなカラーバリエーションを含む11色をラインナップする。同アイテムの発売に伴い、キャンペーンヴィジュアルとルックを発表。スタイリングはShohei Kashimaが担当した。
また、フィールドジャケット M-65の誕生60周年を記念し、1965年当時のデザインを復刻したフィールドジャケットや、ウィメンズ向けにショート丈にアップデートしたMA-1、1990年代に展開していたMA-1ベストの復刻モデルなどをラインナップ。シグネチャーアイテムを中心に、より着こなしの幅を広げるアイテムを揃える。価格帯は3万〜7万5000円。
同コレクションの発表に伴い開催された展示会には、メディア関係者やジャーナリストに加え、国内のデザイナーズブランドを手掛けるデザイナーを多数招待。グローバルでは、「ヴェトモン(VETEMENTS)」や「プロトタイプス(PROTOTYPES)」などとコラボレーションしてきた実績を踏まえ、今後は、東京を拠点にするデザイナーズブランドとのコラボや別注企画なども積極的にしていく考えだ。今年の秋には、エンドユーザー向けのフィジカルイベントやポップアップの開催なども予定しており、国内でのブランド認知をさらに高めていく。