
お出かけしたくなる季節になりました。クルマで移動することもあると思いますが、春も「車内温度の上昇」に注意が必要だと知っていましたか?JAFの公式Xアカウント(@jaf_jp)が詳しく解説しています。
最高気温が23℃→車内温度は「50℃近く」まで上昇
JAFは2007年4月に独自のテストを実施。同型車を数台設置し、車内で高温になる場所の「ダッシュボード」「フロントガラス」「車内空間」、さらに「車内に置き去りにされた子どもダミー」や「チャイルドシート」などに温度センサーを取り付け、日の出から日没までの車内温度を計測しています。
この日は最高気温が23℃と比較的過ごしやすい1日でしたが、車内温度は「50℃近く」まで上昇。 最も高温のダッシュボード付近は、70.8 ℃を計測しています。また、車内に置いた一部の缶入り炭酸飲料の「変形」や「破裂」が見られたといいます。そのため、「高温に弱い荷物」を車内に置きっぱなしにするのは、避けるようにしましょう。
少しの時間でも車内に子どもを残さないで!
このような状態の車内に少しの時間でも放置すれば、「脱水症状や熱中症」を招くおそれがあります。赤ちゃんは、一見スヤスヤと気持ちよく寝ているように見えても、体内では大人が小走りをしている時と同じくらいの代謝をしていることになります。これは大人に言いかえれば、50℃近いバスの中を走り回っていることに相当するのだそう。春先の爽やかな季節のもと、車内でスヤスヤと寝ている幼児が10分程度の短時間のうちに重症疾患になったり、死に至る可能性もあることを認識しておきましょう。
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▽出典
・JAF 公式X/春も車内温度の上昇に注意!
・JAF 公式/春の車内温度(JAFユーザーテスト)