ラ・リーガ、来季CLの出場枠が『5』に拡大! EL・ECLを含めた欧州大会には計8クラブが参戦

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2025年04月18日 15:21  サッカーキング

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出場枠拡大でチャンス到来の各クラブ [写真]=Getty Images
 来シーズンのチャンピオンズリーグに、ラ・リーガから少なくとも5クラブが出場することが確定した。17日、スペイン紙『マルカ』が報じている。

 新フォーマットとなったチャンピオンズリーグ(CL)において、UEFAの係数ランキング上位2カ国のリーグに追加出場枠が1つずつ与えられるようになり、今大会ではセリエAとブンデスリーガがその枠を獲得した。そして、注目を集めた2025−26シーズンの追加枠が、ついに決定。今月上旬にランキング2位以内を確定させていたプレミアリーグに加え、17日にアスレティック・ビルバオとベティスが、それぞれヨーロッパリーグ(EL)とヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)でベスト4入りを果たした他、セリエAのラツィオが敗退したことで、ラ・リーガが最後の1枠を確保。これにより、CLに少なくとも5クラブが、ELとECLを含めた全コンペティションには少なくとも計8クラブが出場することが決まった。

 また『マルカ』によると、各コンペティションに出場するクラブがさらに増える可能性もあるという。1つ目としては、アスレティック・ビルバオがELを優勝した上で5位以下になった場合、CL枠は『6』にまで拡大するということ(UEFA係数ランキングによる追加枠は、CL出場の基本枠を獲得できなかった最初のクラブに与えられる)。2つ目としては、ベティスがECLを優勝した上で9位以下になった場合、ELの出場枠は『3』(6位、7位、ベティス)となることを併せて伝えている。

 そんなラ・リーガの第31節終了時点での順位だが、追加枠となる5位につけるのはビジャレアルだ。昨シーズン途中に帰ってきた“4−4−2の申し子”ことマルセリーノ・ガルシア・トラル監督の下、4位アスレティック・ビルバオを6ポイント差で追い、6位ベティスには3ポイント差をつけている。加えて、第26節エスパニョール戦が未消化の状況だ。なおビジャレアルは16日、DFフアン・フォイスの呼びかけによる全選手とコーチ陣参加のBBQ大会を行い、終盤戦に向けてより一層結束力を高めている。

 また、FW浅野拓磨が所属するマジョルカと、MF久保建英が所属するレアル・ソシエダも欧州コンペティションに出場できる確率が上がった。とくに、前者は目下8位とECL出場圏内。就任1年目のハゴバ・アラサテ監督は6年間率いたオサスナでの辣腕そのままに、マジョルカでも躍進の原動力となっている。対するレアル・ソシエダは9位。ここまで苦しみながらも大崩れすることはなく、マジョルカとのポイント差は『2』と十分射程に捉えている。

 その他、カンテラーノを中心としたチームでここまでのサプライズ枠となっている7位セルタや、16日に契約延長したイニゴ・ペレス監督が率いる10位ラージョ・バジェカーノといったスモールクラブが、欧州の日の目を浴びることになるのだろうか。欧州大会を巡る終盤戦の争いに注目しよう。

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