写真 美容ライターの遠藤幸子です。デパコス「THREE シマリング グロー デュオ」にそっくりだとバズったこともある「セザンヌ フェイスグロウカラー」660円(税込)から、先月新色の「03 ロマンスグロウ」が登場しました。
透明感のあるピンクカラー。大人のくすみをどこまでカバーできるのか、48歳の筆者が試して本音でレビューします。
◆「セザンヌ フェイスグロウカラー」ってどんな製品?
「セザンヌ フェイスグロウカラー」は、指で触れるとぷにっとした生っぽい質感のフェイスカラーパレット。ハイライトと血色カラーの2色入りで、ハイライトやチークとして使えるだけでなく、アイメイクにも使うことができます。
最大の魅力は、10種の美容保湿成分を配合したオイルと繊細なパールが織りなす濡れたようなツヤ感。光の加減で肌が美しく見えます。
その一方でオイル配合というと、ベタつきやヨレが気になるところ。しかし、やわらかなテクスチャーながら指で伸ばすと、しっとりするのにサラサラの仕上がりになります。
そのためヨレたり、ひび割れたりすることなく、ムラにならずにスーッと肌に伸び広がります。また、水や汗、皮脂に強いので、美しい仕上がりが長時間続くのも◎。
3色展開で既存色は、黄み寄りのカラーでヘルシーな印象に仕上がる「01 アプリコットグロウ」と、青み寄りのカラーで可愛らしい印象に仕上がる「02 ローズグロウ」。蛇足ですが、THREEに激似とバズったのは、「01 アプリコットグロウ」です。
今回発売された新色の「03 ロマンスグロウ」は最も青みが強いものの、淡いピンクカラー。トレンドを感じる血色感は控えめに、透明感のあるカラーで澄んだ肌に見せる効果が期待できます。
◆くすみが気になる48歳筆者が新色を試してみたら
48歳ともなると、肌のくすみが朝から気になることもあり、スキンケアや温冷美容などでアプローチしつつメイクの助けを借りる毎日です。新色「03 ロマンスグロウ」で筆者のくすみがどこまでカバーできるのか試してみました。
発色の強さですが、他の2色と比較しても淡いピンク色のせいかとても薄いです。何度か塗り重ねてようやく色を認識できる程度のやわらかな発色。
けれど、鏡で確認すると、塗っている感はそれほどないのに、肌に透明感が出ているのがわかります。
チークに血色感を求めるなら物足りないものの、肌に透明感を与えることを目的にするならぴったりのアイテムだと言えます。
肝心の筆者のくすみはというと、あまり主張をするアイテムではないので、どんよりとくすんでいる日にはそれほど嬉しい変化を感じませんでした。
しかし、いつもより少し肌がくすんでいるときにトーンアップ効果のある化粧下地とともに使ってみると、くすみをナチュラルにカモフラージュできているように感じました。
上の画像はトーンアップ効果のある化粧下地にファンデを薄く重ねてチークを塗っていない状態がBefore、チークとハイライトを塗った後の状態がAfterになります。
Beforeでは少し黄ぐすみが気になりますが、Afterではそれがカモフラージュされ、ツヤ感が増している印象です。
◆40代が使うときに気をつけたいこと
「セザンヌ フェイスグロウカラー 03 ロマンスグロウ」は、くすみが気になる40代の肌に透明感を与えてくれるアイテムですが、いくつか注意点があります。
それは、繰り返しになりますが、どんよりとくすんでいる日の使用は避けること。いつもより少し肌がくすんでいるくらいのときに使うのがおすすめです。
それから、使用する際にはトーンアップ効果のある化粧下地である程度肌のくすみをカバーしてから使うことも大事です。
また、合わせるリップの色はしっかりと血色感のあるものを選ぶことも外せません。そうすることで今っぽい血色感を抑えて透明感のある肌を目指すことができます。
◆毛穴やシワが気になる箇所は、まず肌をフラットに整えて
このほか、「セザンヌ フェイスグロウカラー」を塗る箇所の毛穴やシワがひどく気になる場合には肌をフラットに整える効果がある化粧下地を使うのがおすすめです。そうすることで肌がなめらかに整い、このアイテムの良さが生きてくるからです。
アイシャドウとして使う場合筆者は二重に埋まらずに使用することができましたが、人によってはその可能性も否定できません。その場合にはアイシャドウベースを塗ることで解消できる可能性があります。
ツヤのある頬は美肌に見えるだけでなく、肌のうるおい感やハリ感も装うことができます。「セザンヌ フェイスグロウカラー」はパールの輝きが繊細なので40代でも使いやすく、ご紹介したポイントを踏まえてトライされることをおすすめします。
<文・写真/遠藤幸子>
【遠藤幸子】
美容ライター/エイジング美容研究家 スキンケア・アンチエイジング両アドバイザーの資格を保持。Webを中心に美容に関するコラムを寄稿するほか、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、インフォマーシャル、広告などにも出演。Instagram:@sachiko_en