
「ただ猫をおんぶして走るだけの動画です
終わらないので途中で止めました」
店員さんにおんぶしてもらいながら、閉店後の花屋さんの店内を何度も回る看板猫さんの動画が「X」で話題になりました。人も猫もいかにも楽しそうな様子が伝わって来て、見ているこちらも思わず笑顔になってしまいます。
猫さんのお名まえは「ちび」ちゃんといい、福岡県大牟田市の園芸店「わたなべ花壇」の「広報部長」として活躍中です。ちびちゃんは今から10年ほど前に同店近くの農場に突然現れ、保護されました。当初は警戒心が強かったちびちゃんですが、様々な経緯をへておんぶされるのが大好きな超甘えん坊さんになったのだといいます。詳しい経緯は以前「まいどなニュース」でもご紹介しました。同店の店主で飼い主であるこもぎぎ(@VCnKKcafoHgtS3L)さんにとってちびちゃんは、娘同然の存在なのだそう。
「おんぶしたーーい」
「しっぽが嬉しそう」
「可愛いので無限ループできます」
微笑ましい光景がたくさんの人の心を癒やしてくれました。
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こもぎぎさんにちびちゃんのことや、以前に取材した時からどんな変化があったのかをお聞きしました。
おんぶ好きは健在
――ちびちゃんをおんぶして店内をまわるのはとても楽しそうです。
店内散歩は閉店後のお楽しみで、閉店の時間が近づいてくるとちびは構ってほしくて落ち着きません。すきあらば飛びついてきます。ちびにとってはもちろん、人にとっても1日の終わりの楽しいひとときです。
――以前取材させていただいた時から変わらず、ちびちゃんはおんぶされるのが好きなのでしょうか?
ちびはとにかく甘えん坊。ずっとおんぶ好きは健在です。おんぶされてるちびは顔を人の首元にくっつけて甘えます。
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おんぶしてもらいながら、シッポをブンブン
――どんな時にちびちゃんが喜んでいるのが背中越しに感じられますか?
お尻ポンポンが大好きなので支えてる手でお尻を叩きながら散歩をすると嬉しくてずっと歌うようになきます。時には感極まって耳元に噛み付いたりします。ご機嫌な印にシッポをブンブン振ってるのが支えている手に当たって感じることができます。
愛おしさは増すばかり
前回の取材は6年ほど前ですが、その間に何かありましたか、とお聞きすると「野良時代から店で暮らすようになってからも店のスタッフ以外は全くダメで隠れてしまっていましたが、今では初対面のお客さんにもお尻ポンポンを催促したり抱っこをせがんだりするので『人懐こいですねー』と言われるようになりました」とこもぎぎさんはちびちゃんの変化を教えてくれました。
また、こもぎぎさんは「昨年の10月に悪性の腫瘍で左目を摘出しました。手術はショックでしたし色々悩みましたが、ウィンク猫になったちびも以前よりまして愛おしく可愛さは全く変わりません。ちびもそのハンデをものともせず大ジャンプで背中に飛び乗り見事に着地します」と近況を語り、さらに「今年11歳になりますが年々愛おしさは増すばかりです」と愛猫への思いを話しています。
(まいどなニュース特約・山本 明)
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