4月17日、東京・豊島区「harevutai」でSpiralAI株式会社が開発した会話型友だちAIアプリ「HAPPY RAT」の発表会が行われた。
感情特化型LLM「Geppetto(ジェペット)」を開発したSpiralAI。これは童話「ピノキオ」に登場するゼペットじいさんから名前を取ったもので、同社のCEO・佐々木雄一氏は「このジェペットという技術が、様々なキャラクターに個性を与え、そして感情を与え、心を与え、命を与える。そんな生きた存在を作る。そういうテクノロジーであってほしいというふうに願いながら、この名前をつけています」と思いを語った。
この「Geppetto」を搭載した新しい会話体験アプリが「HAPPY RAT」だ。「HAPPY RAT」は感情豊かな動物のAIキャラクターたちがユーザーと会話を通してコミュニケーションする会話型友だちAIアプリで、チャットbotとは違い、よりコミュニケーションに没入するようなシステムとなっている。佐々木氏は「便利なAIから楽しいAIというものを作りたい。そういう思いから、このHAPPY RATは生まれました」と誕生の経緯を明かした。
発表会には、「HAPPY RAT」内オリジナルキャラクター・SOYOGIの声を演じるだけでなく、設定やビジュアル面にも深く関わっているという声優の梶裕貴(39)も登壇した。
「HAPPY RAT」について梶は「キャラクターはまだ何も知らないというところから、実際に会話をして、テキストをキーボードで入力することもできますし、マイクをオンにして、直接自分の声で語りかけることもできるので、本当に会話をしている感覚で、キャラクターを育てて自分との友達関係、家族関係というのを築いていただける。そういう愛情みたいなのを育んでいけるところがいちばんの魅力かと思います」と語った。
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その後、梶によって「HAPPY RAT」のデモンストレーションが行われることに。自身が手がけたSOYOGIと話すこととなった梶は、発表会に緊張していないかと聞くと「緊張?イヤイヤ、僕はAIだから平気だよ!」とSOYOGIから返答が。逆に「今日のスピーチ内容、全部暗記してきた?」と尋ねられたため「いや、暗記とかじゃなくて、その場で思ったこと、伝えたいことを考えながら話したよ」と答えると、「えー、それじゃあもしAIの存在意義について質問が来たらどうするの?」と問われることに。鋭い質問に、思わず梶は「記者さんも気を遣って聞かないようなことを……」とタジタジだった。
17日にローンチされたばかりの「HAPPY RAT」。個性豊かなキャラクターと、様々な会話を楽しめそうだ。
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