
登山はパンツスタイルが主流ですが、最近は「スカート」で山を歩く人も増えてきました。実際にはいてみると、その快適さと機能性に驚く人も多いはず。
この記事では、登山用スカートのメリットと、初心者にもおすすめのアイテムをご紹介します。
●登山でスカートをはいても大丈夫?
「登山でスカートをはいて大丈夫なの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。アウトドアでは動きやすさや安全性を重視するイメージがあるため、山でスカートは不向きだと感じる人も多いでしょう。
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しかし近年は、アウトドアブランド各社から登山用に設計されたスカートが多数登場しています。軽量で耐久性の高い素材を使用し、ストレッチ性にも優れているため、実際には動きやすく、実用的なウェアとして評価されています。
●スカートで登山をする5つのメリット
1. 足さばきが良い
登山用スカートの最大の魅力は、なんといっても足さばきの良さ。ストレッチ素材を採用した製品が多く、膝上・ミドル丈のデザインは足の可動域をしっかり確保してくれます。
段差の多い登山道や、ゴツゴツとした岩場でもスカートの裾が引っかかりにくく、思った以上に快適に歩けます。足を高く上げるようなシーンでも突っ張らないため、初心者でもストレスなく使えるのがポイントです。
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2. 通気性が良く蒸れにくい
パンツに比べ、スカートは下半身に空気が通りやすいのが特徴。長時間歩いても快適さが持続しやすく、汗による不快感も軽減されます。吸湿速乾性の高い素材を選べば、より快適に行動できるでしょう。
3. トイレが楽
登山中のトイレは、意外と多くの人が悩むポイント。山では汲み取り式の和式トイレも多く、ボトムスの着脱に時間がかかってしまいます。
その点、スカートはめくるだけで用を足せるため便利。山小屋のトイレや携帯トイレを使う場面でもスムーズに対応でき、ストレスが軽減されます。
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4. 見た目が華やかで気分も上がる
「登山でもファッションを楽しみたい!」という人にとって、スカートは気分が上がるアイテム。山の中でも自分らしいスタイルを楽しむことができます。登山中の写真にも華やかさが加わるでしょう。
5. タイツやレギンスとの重ね着で温度調整しやすい
登山では、気温差に応じて重ね着を調整するのが基本です。スカートはレギンスやタイツと相性抜群。インナーがないスカートなら、気温に合わせてスカートを脱ぐことなく着脱できるのが魅力です。
寒い日は厚手のタイツを合わせて防寒し、暑い日は速乾性の高いレギンスで涼しく過ごすなど、組み合わせ次第で幅広いシーズンに対応できます。気温の変化が激しい山において、調整しやすい服装は心強い味方になります。
●おすすめの「山スカート」
モンベル「O.D.スカート」
愛用者が多いモンベルの「O.D.スカート」。撥水性があり、少しの雨なら対応可能。シンプルなデザインで、コーディネートを選ばずに使えるアイテムです。
ティートンブロス「WS RUN SKIRT」
ストレッチ性の高い素材を使用しており、足上げしやすいモデル。インナーパンツ付きで、万が一スカートの中が見えてしまっても安心です。
マムート「トレッカーズ ラップ スコート アジアンフィット」
軽量で通気性の高いスカート。ウエストとの一体型ベルトがあり、体型に合わせてフィット感を簡単に調整できるのが魅力です。