CL・準決勝セカンドレグのチーム・オブ・ザ・ウィークに選ばれた選手たち [写真]=Getty Images UEFA(欧州サッカー連盟)は17日、チャンピオンズリーグ(CL)・準々決勝セカンドレグのチーム・オブ・ザ・ウィーク(週間ベストイレブン)を発表した。
CL・準々決勝セカンドレグは15日と16日に行われ、各地で激闘が繰り広げられた。結果としては、パリ・サンジェルマン(PSG)、バルセロナ、アーセナル、インテルの4クラブが、準決勝へ進む切符を掴み取っている。
全日程が終了した翌日、UEFAはCL・準々決勝セカンドレグのチーム・オブ・ザ・ウィークを発表した。ベスト4入りを決めたPSG、アーセナル、インテルからは2名ずつが選ばれたが、バルセロナからの選出は0名。このチーム・オブ・ザ・ウィークはあくまでもセカンドレグを対象としたものであり、ファーストレグで4−0と大きなリードを手にしていたバルセロナは、セカンドレグでドルトムントに1−3で敗れていた。もちろん、2戦合計スコアで5−3と上回ったため、チームとしては何ら問題はないのだが、このような形式のチーム・オブ・ザ・ウィークでは、どうしても評価がされにくい背景もあるのだろう。
セカンドレグ単体で見るとバルセロナを3−1で破ったドルトムントからは、最多タイの2名がリストに名を連ねている。同試合で圧巻のハットトリックを達成し、得点ランキングのトップに躍り出たギニア代表FWセール・ギラシと、3列目からの飛び出しで攻撃に厚みを持たせたドイツ代表MFパスカル・グロスが選出された。
また、ドルトムントと同様にベスト8敗退を喫したチームのなかでは、アストン・ヴィラからも2名が選ばれている。アストン・ヴィラは敵地開催のファーストレグを1−3で落とし、本拠地『ヴィラ・パーク』に戻ってきたが、同試合ではPSGに2点を先行され、“ゲームセット”かと思われた。しかし、ここから怒涛の猛攻を披露。セカンドレグ単体で見ると3−2と逆転勝利を達成したが、2戦合計スコアで1点が足りず、準々決勝で姿を消すこととなっていた。
そんなアストン・ヴィラからは、セカンドレグを同点に持ち込む豪快なミドルシュートを叩き込んだスコットランド代表MFジョン・マッギン、そして右足で逆転弾を沈めたイングランド代表DFエズリ・コンサが入った。一方で、PSGからは、同試合で数々のビッグセーブを見せたイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマ、持ち前の攻撃参加でチームの2点目を奪ったポルトガル代表DFヌーノ・メンデスが選ばれている。
なお、バルセロナだけでなく、レアル・マドリードからの選出も0名だった。昨季のCLチャンピオンは、ファーストレグで0−3と完敗を喫し、後がない状況で『サンティアゴ・ベルナベウ』に帰還したものの、終わってみればセカンドレグも1−2の黒星。2戦合計5−1とレアル・マドリードを粉砕したアーセナルからは、ポーランド代表ヤクブ・キヴィオルとDFイングランド代表MFデクラン・ライスがリスト入りした。
残る1試合、インテルとバイエルンの激闘は、2戦合計4−3と前者の勝利で終了。インテルからは、バイエルン相手に2試合連続ゴールを叩き込んだだけでなく、終始ハイパフォーマンスを見せたアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネス、そして突破を決定付ける追加点を挙げたフランス代表DFバンジャマン・パヴァールが選出。敗れたバイエルンからも、フランス代表MFミカエル・オリーズが入っている。
CL・準々決勝セカンドレグのチーム・オブ・ザ・ウィークは下記の通り。
◼︎CL・準々決勝セカンドレグ チーム・オブ・ザ・ウィーク
▼GK
ジャンルイジ・ドンナルンマ(パリ・サンジェルマン/イタリア代表)
▼DF
バンジャマン・パヴァール(インテル/フランス代表)
ヤクブ・キヴィオル(アーセナル/ポーランド代表)
エズリ・コンサ(アストン・ヴィラ/イングランド代表)
ヌーノ・メンデス(パリ・サンジェルマン/ポルトガル代表)
▼MF
ミカエル・オリーズ(バイエルン/フランス代表)
パスカル・グロス(ドルトムント/ドイツ代表)
デクラン・ライス(アーセナル/イングランド代表)
ジョン・マッギン(アストン・ヴィラ/スコットランド代表)
▼FW
ラウタロ・マルティネス(インテル/アルゼンチン代表)
セール・ギラシ(ドルトムント/ギニア代表)
【画像】チーム・オブ・ザ・ウィークの並びは4−4−2
🥁 Introducing your team of the week...@cryptocom | #UCLTOTW pic.twitter.com/HNIlkbzk09— UEFA Champions League (@ChampionsLeague) April 17, 2025